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カテゴリー「散財」の検索結果は以下のとおりです。

HELIAR40mmF2.8 ASPH L39マウントを買った

 40mmがブームです。

 50mmという標準域ではなく,かといって35mmという準広角でもないという,まさに40mmです。人間の視野により近いことが語られたり,反面で標準でも広角でもない中途半端さが嫌われたりしてきたのですが,ここ数年の40mmブームはいよいよ本物のようです。

 私はもともと40mm付近の焦点距離が好きで,50mmでもなく,35mmでもないという独特の視野がとても心地よく思っています。私が持っている40mm付近といえば,SMC-PENTAX FA43mmF1.9Ltd,Rollei35のTessar40mmF3.5というあたりで,これはもう本当に好きなレンズです。

 逆にAI-P Nikkor45mmF2.8や,RolleiLEDのTriotar40mmF3.5はちょっと苦手で,どうも思ったような写真になりません。

 ここでもう1つ,NoktonClassic40mmF1.4というレンズに触れないわけにはいきません。友人にもらった壊れたミノルタCLEの電気回路をPICマイコンで作り直し,なんとか使えるようにした際に,Mマウントのレンズが必要になってとにかく安いものをと言う理由で買ったのが,このレンズでした。

 本来なら純正の-ROKKOR40mmを買うべきなんでしょうけど,この時は程度の用意ものを見つける事が出来ず,またちょっと予算オーバーなところもあり,代わりの新品を手に入れたという経緯でした。

 CLEは幸いにして40mmのブライトフレームが出てきますのでちょうど良く,F1.4ということで距離計の精度を確かめるのも好都合と,デザインや使い勝手も含めて,文字通りCLEの標準レンズとして使っていました。

 ですが,その画質と言えば,50年ほど前の50mmF1.4という当時よくセット販売されたレンズそのもので,私個人はあまり良い印象を持っていませんでした。レンジファインダーでわざわざガウス型を使うというのも値打ちがなく,CLEの本命は後で買ったColorSkopar28mmF3.5という対象型の広角レンズと,割り切りました。

 それとて安いレンズであり,わざわざCLEを使わないといけない理由が薄いのですが,レンジファインダーの面白さを知るにはこの2つのレンズでも十分なものがありました。

 28mmはその後7Artisanの28mmF1.4という中国製としては高価なレンズで幅を広げたのですが,レンジファインダー機では珍しい40mmのブライトフレームを持つCLEをせっかく持っているのに,40mmがNoktonClassicだけというのもさみしく,この際M-ROKKORを買うかと思っていたのでした。

 そこへ登場したのが,HELIAR40mmF2.8ASPHです。

 この最新のレンズの出自はあちこちで枕詞のように語られているので割愛しますが,注目すべきは古典的なデザインを持ったトリプレットながら,なぜか真ん中の凹レンズに非球面が使われているというヘンテコな設計です。

 もともと十分な画質で知られるトリプレットです。3枚という最低限のレンズしか持たないゆえに収差が取り切れないのがトリプレットの限界ですが,これを非球面というまさかの設計で克服しようというのですから,よくもまあ製品化を考えたものです。

 だって,トリプレットは,低コストを優先するときに選ぶレンズタイプです。お金をかけていいなら他の方法がもともっと選べるはずで,それをしないでわざわざ非球面を使うというのですから,ちょっと設計者の気持ちを聞いてみたいです。

 ともあれ,トリプレットにすることで,小型化したのは事実です。とても小さく,そのクラシカルな外観を纏ったHELIAR40mmF2.8ASPHは,私の物欲を久々に刺激したのでした。

 調べてみるとなかなか人気で,品薄状態です。すでに完売という話もあるくらいで,お金があってもすぐには手に入らないようですが,amazonに1つだけあった在庫を買うことにしました。

 L39マウントのブラックです。いや,これは不人気のやつですよ。

 でもいいのです。私はもともとL39を買うつもりでしたし,色も黒が欲しかったのです。

 ということで,手に入ったHELIAR40mmF2.8ASPHですが,ビルドクオリティの高さも,ヘリコイドの滑らかさも,絞りのクリックの軽快さもどれも素晴らしく,ずっしりとした真鍮とガラスで出来たレンズの重さも実に心地よいです。

 画質ですが,Zfcで試した限り,トリプレットのくせに絞り開放から使える面白さを備えています。1段絞ればカリッと解像度が上がり,F8まで絞れば現代風味を醸し出します。

 しかし絞り開放ではいい具合に周辺光量が落ち,しかも遠近感が滑らかに出ます。ピントが外れる領域の画質変化が自然で滑らかなのでしょうね。立体感の出方も今風と言えるかも知れません。

 まだまだこれから使い込むことになるので,ファーストインプレションとしてはこんな程度なのですが,色もしっかり乗っていますし,中央付近の解像度も申し分ありません。周辺の画質低下は絞りでコントロール出来ますし,とても楽しいレンズだと思いました。

 ZfcよりはCLEで使うことになると思います。CLEのボディの質感がレンズに追いついていないという大先生のご意見もありましたが,なんのなんの,私は十分に格好いいと思いました。

魔法のトースター

  • 2022/01/20 16:09
  • カテゴリー:散財

 新年があけてしばらくたちましたが,今年はどういう訳だかヨドバシの福袋(正しくは「夢のお年玉箱2022」だが面倒なので以後福袋)があたりました。

 毎年外れるので期待していなかったのですが,毎年応募しているのがキッチン家電の夢,というものです。お値段は毎年1万円で,ヨドバシだけに最終的に損をすることはないのですが,使わないものやダブったものがあると1万円だけに笑って済ませるわけにいかなくなるのが,購入者の忠誠心を試されていると感じています。

 で,てっきり1月1日に届くものだと思っていたら,なんと12月28日のクソ忙しいタイミングで届いてしまいました。ほろ酔い気分で品定めと思っていた所が,なんとまあ年末のドタバタの中で開梱することになって,お年玉気分もあったもんじゃありません。

 果たして,届いたものは主に3つでした。

 まず,アラジンのトースター。ここ最近某社が発売した高級トースターによって,数千円の商品に万単位のお金を出せる人が多くいることがわかり,大手を含んだたくさんの紫綬を参入があった分野ですが,アラジンもその1つでしょう。

 あれこれとうんちくを語っていますが,結局トースターですので,熱源の違いはあっても機能は同じ。もっといえば美味しく出来ればそれでいいのです。

 うちは,場所の関係でオーブンレンジのトースト機能を長く使っていました。これ,おそらく世界中の誰も使っていないと思うのですが,時間はかかるし裏返さないといけないし,あげくに美味しくありません。

 パンを製パン機で作っているのですから,ぜひ美味しくトーストを食べたいわけですが,やっぱり場所というのは大きな壁で,なかなか買うことができていませんでした。

 しかし,強制的に送りつけられれば話は別です。なんとか場所を作って設置,早速1枚目を焼いてみたところ,これがなんとまあ美味しいことか。

 美味しいことはわかってましたが,それ以上にうれしかったのは短時間であること。朝の忙しいときにわずか2分でトーストが焼けるというのは,実にありがたいのです。

 美味しいので食べる時間も大幅アップ。いいことずくめのトースターでした。

 次に焼き肉のグリル。ファミリー用の大型のものは出すのも片付けるのも面倒で,肉が美味しく焼けるのは分かっていても,ついついガスで焼いてしまいます。

 そこへこのグリルです。個人向けなので小さく,肉を焼くことに特化したものなので変な付属品もありません。試してみたところ上手く肉が焼けました。

 残念なのは,丸洗いできないことです。まさか網とヒーターが一体化しているとは思わないですよね。紙で拭いて終わり,なんて,そんな汚い片付け方は許せません。

 昨今,牛肉が高いので気軽に焼き肉というわけにはいきませんが,これもなかなかあたりだったと思います。

 最後はちょいなべ。

 もし私が独身だったらうれしかっただろうと思いますが,今の私は家族の胃袋を預かる大役を担っています。自分だけ調理して食べるなんてのは許されません。

 湯沸かしケトルで料理をしたら,というコンセプトなんだろうと思いますが,私にはいまいち使い道が思いつかず,開封前に嫁さんの妹さんに所に旅立っていきました。

 ということで,個人的にはトースターの強制というお年玉に大満足だったわけですが。もう欲しいものはないと思っていたキッチン家電でさえも,まだまだ入手可能だったりするんだよなと,大量消費時代の怖さを感じたのでした。

 

 

今年の散財を振り返って

  • 2021/12/24 16:02
  • カテゴリー:散財

 いやー,今年も散々散財しました。コロナがどうの,巣ごもりがどうの,と言い訳することはしませんし出来ませんが,やっぱり買い物をすること,ものを増やすことへの興味は尽きず,上手く乗せられた面もあったなあと振り返って思います。

 とはいえ,ここ最近の買い物心理は少し変化があって,それが本当に必要か,それを半年後に使っている姿が想像出来るか,ということを考えるようになりました。その過程で気が付いた事は,欲しい,買いたいと思ったきっかけから買うに至ったプロセスを追いかけることで得られました。

 私が買い物するのは,それを試してみたい,でした。もちろん消耗品であるとか,生活必需品は買わざるを得ないので仕方がないとして,それ以外のものはもちろん,中には生活必需品でさえも,新しいものを試してみたいという好奇心を満たすために買い物をしていました。

 そしてその欲求は半ば衝動的なものであり,多くは永く続きません。そして好奇心も,何故試したいと思ったかと問えば,実益よりも自分の「よいのではないか」という仮説を確かめること,すなわち「答え合わせ」だったりするわけです。

 これらのものは,試した後は必ずと言っていいほど興味を失い,しばらくすると買ったことさえ忘れてしまいます。これを無駄遣いと呼ぶわけですが,買ったものと買った時のことをちゃんと思い出せる買い物こそ,ほんとうに価値ある買い物だとつくづく思います。

 前置きはいいですね,すみません。今年一年の買い物を振り返ります。

・ScanSnap iX1400
 それまで使っていたiX500が購入後6年を経てくたびれてきたことに加え,新製品のiX1400とiX1600が登場時のセールで安く買えるということで飛びついたのですが,これは地味ながら買って正解でした。

 iX500から本体を差し替えるだけでスキャン速度が高速化されるということで,なにも特別な使いこなしも問題点もなく,全く手のかからないアップグレードとなりました。

 ScanSnapを買い換えると,最初はその速度向上にご満悦なわけですが,数日もするとその速度に慣れてしまい,特別な感情を持たなくなります。しかし確実にスキャンの負担は減っています。

 ふと気が付いたのですが,実は最近スキャンの頻度が下がっています。以前は毎週のようにスキャンを行っていたのですが,今は2,3週間に一度という感じです。もう紙の本など買わなくなったからかなあと漠然と持っていたのですがそんなわけはなく,実はスキャンにかかる時間が減ったせいで,まとめてスキャンするようになったということでした。

 iX1400はUSB接続専用機なのですが,私の場合これで正解です。WiFiが付いていてもそれを活用するシーンはなく,後述するQuadernoもiX1600には対応しませんので,上手い買い物をしたなあと思っています。

・コンプレッサーを新調
 突然鉄道模型熱が復活しました。というより模型製作を復活させたという感じです。長年ほったらかしにしていたDE50のキットを組み立てるに伴い,塗装用具も再整備を迫られたという感じです。

 その一環でこれも20年使ったタミヤのREVOを,最近よく見る中国製のコンプレッサーに買い換えました。REVOもいつ壊れてもおかしくない状況でしたし,中国製のものも外れを引かなければ性能もよく,REVOのアップグレードになると踏んでのことです。

 特に,もっと吐出量が欲しかったということ,また脈流を防ぎ安定したエアが欲しかったことで,タンクは必須としました。

 結局買ったのはAusucというブランドのオイルレスコンプレッサーでエアブラシ付きのもの,価格は10770円でした。(これ,同じ物が今は9700円で買えるんですよねえ)

 使ってみての感想ですが,買って正解です。作業は快適,トラブルもなく,期待していたとおりのエアを作ってくれます。やっぱりタンクは必須ですね。

 実はこれ以外に,塗装ブースやら塗料の買い直しやらで,結構なお金を使っています。しかし,模型の世界,特に塗装の世界も数年前とは飛躍的に進歩している世界で,随分快適になっています。とりわけ健康と環境に対する配慮は素晴らしく,私が子どもの時にも今の状況があればなあと思っています。

 そして車両ですが,ざっと以下の様な感じです。

近鉄6820系
近鉄16600系
 この2つはグリーンマックスの完成品です。どっちも近鉄ですが,実家で世話になった路線の現行車両ということで,私自身は使った経験がありません。しかし,この模型を買った時,数ヶ月先に実家がなくなってしまい,近鉄にも縁がなくなってしまうなど,想像も出来なかったことでしょう。

コキ104とコキ106ヤマト運輸コンテナ付き
 これは最近買いました。私は貨物列車もコンテナも好きで,19Dコンテナを模したコンテナボックスを愛用しています。貨物列車の面白さは多種多様な貨車を長く連ねた豪快さにあるわけですが,最近はコンテナの塗装やマーキングの多種多様さを楽しむ,コレクション的な要素が出来来たなあと思います。
 今回買ったのもそれで,コキ104もコキ106もそれなりの数を持ってはいますが,やっぱりおなじみのヤマト運輸のコンテが欲しいじゃないですか。
 それで再生産されていたものを見つけた機会に買ったというわけです。

グリーンマックスの動力ユニット
 グリーンマックスの動力ユニットはトミックスやKATOに比べて一世代前かと思う時代が続きましたが,現行の動力ユニットはコアレスモーター搭載で実に滑らか,その走行品質は大手メーカーの最新のものに負けてはいません。
 キットを作った自作品にちょっともったいないかなあと思いましたが,その走りの良さに感激して,全部の動力ユニットを更新しました。
近鉄6020系冷房なし旧塗装
近鉄6020系冷房改造新塗装
東急1000系
東急8090系
東急8000系
近鉄12400系
近鉄6620系

 いやー,お金がかかりましたよ。

・HZL-VS200
 ミシンです。これは私の買い物と言うよりも嫁さんと娘にと言う意味合いが強いです。もちろん私もミシンは使いますし,今回の機種選定も私がやりましたが,実際に使っているかと言えばそんな時間も取れず,満足して使ってくれているのを見ては喜んでいる感じです。

 このミシンは,ずっと憧れていたジューキのミシンです。プロが使うミシンの機構を盛り込んだもので,実際に使ってみると信頼性,確実性,仕上がりの良さとアマチュア向けらしい使いやすさや配慮もあり,良い買い物をしたと思います。

・カメラとレンズ
Zfc
NIKKOR Z DX 40mm f/2
NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
TTAritisan 17mm F1.4
 さて,いよいよ大物のカメラです。Fマウントがあっという間に過去のものになってしまった今年ですが,私の散財も静かでした。ですが夏頃にまさかのZfc発表,まとまったデザインとZ50で評判のいい画質,そして比較的安価な価格設定で,私もZマウントデビューしたのでした。
 それまで他人事だったZマウントですが,今ひとつ盛り上がっていない感じとは裏腹に,使った人からの高評価はあちこちで聞かれていて,縁がなかった私は羨ましいと思ってはいました。
 しかし,D850と大三元の画質にそんなに簡単に迫れるわけないよと覚めた眼で見ていましたが,実際にZfcを使ってみると,Zマウントのポテンシャルの高さに驚きました。
 Zマウントはミラーレスのマウントで,ショートフランジバックが特徴です。もちろん大口径であることもレンズ設計の自由度を高めていますが,Fマウントで出来なかった設計が出来るという点でいえば,口径を大きくしたことよりもフランジバックが短くなったことが大きいんじゃないかと思います。
 フランジバックが短くなることで,全く新しいレンズ構成を取り入れたり,Fマウントではどうしても出来なかったパワー配分をいとも簡単に試せたりできます。これは,従来の延長線上にある進化ではなく,考え方や概念もひっくり返るほどの非連続な変化ではないかと,そう思えるのです。
 また,ミラーレスであることから,ファインダーを明るくするためにレンズを明るくする必要がなくなりました。撮像素子が高感度化し,見えないものも撮影出来る時代が来たというのに,ファインダーは見えないまま,というのがこれまでの一眼レフだったわけで,これがミラーレスになりEVFになると,見えないものが見えるように本当になるわけです。
 そうなると,もうレンズの明るさにこだわる必要もなくなりますし,収差の補正も画像処理で行って何ら問題はありません。その結果,レンズの性能の優先度が変わって来てしまい,今や暗いこと,収差が少ないことよりも,小さく軽く,画像処理で補正できない収差をまず潰したレンズが主流となりました。
 実際,NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VRはこの仕様でこの性能ですから,Fマウントではちょっと考えられないものになっていると思います。
 そんな中で,TTAritisan 17mm F1.4はなかなか面白いレンズで,中国製のレンズがもう十分に良いものになっていることを実感しました。また,いかにミラーレスとはいえ,やっぱりレンズは明るさだよなあ,裸の性能の良さだよなあと,思わせました。

7Artisans 28mm F1.4 ASPH
smc PENTAX-FA 31mmF1.8AL Limited
Ai-Nikkor28mmF2.8S
 この3つは従来のマウントのレンズです。7Artisans28mmはMマウント,FA31mmはKマウント,そしてAi-Nikkor28mmは言うまでもなくFマウントです。
 この時期,次々に登場する新しいカメラやレンズに無関係になってしまったFマウントの私は,実にさみしい思いをしていました。
 結局フィルムカメラで遊んでいたのですが,そうするとあいたピースを埋めたくなるわけで,買ったレンズがこの3本だった(実際はM42の105mmF2.8も買ったので4本なのですが)というわけです。
 まず7Artisans 28mm F1.4 ASPH,これはMマウントなので私はCLEでしか使えません。ですが,Zfcを買ってからはマウントアダプタで使うことで常用出来るようになりました。
 開放から十分使えるの性能,少し絞ればカミソリのような切れ味と豊かな階調で,さすが中国製にも関わらず高価なレンズです。電子補正の不自然さもなく,使っていて幸せになるレンズだなあと思うのですが,残念なのはZfcでは42mm相当になってしまうことで,28mmという広角でF1.4という明るさを堪能出来ないのが残念です。
 smc PENTAX-FA 31mmF1.8AL Limitedは私があれこれ言う必要のないレンズで,立体感も階調の豊かさも色のりの良さも評判通りです。ただ,やっぱりZfcでは50mmと標準域になってしまいますし,等倍にすれば解像度や収差にどうしても現代のレンズに比べて見劣りしてしまいます。
 ということで,高価なレンズを買った割には稼働率は低いままです。
 最後のAi-Nikkor28mmF2.8Sですが,これはニコンには珍しい28mmレンズの波瀾万丈の歴史に追いつくために買いました。さすが28mmF2.8の完成品と言われているだけあり,寄れるレンズとして便利に使っています。最近人気が出ていて値段も上がっていますが,画質も良いですし,やっぱり買って正解でした。
 特にF2とこのレンズとの組み合わせは,とても実戦的で惚れ惚れします。

・EM01BK
 外光式の露出計で,一頃ちょっとしたブームになりました。少々高かったこと以上に入手が難しく,私も予約したものの入手の目処が立たずキャンセルしました。
 しかし,ある時突然ヨドバシに在庫がある事がわかり,さっさと買ったというわけです。
 この手の露出計は,露出計がないカメラのアクセサリーですが,私の場合ミノルタオートコードに取り付けています。画角が固定された外光式の露出計はレンズ交換可能なカメラでは結構使いにくいものなのですが,ミノルタオートコードのように固定でしかも標準レンズという場合には問題はないですし,大らかに撮影するのが楽しいカメラですから,目安がわかれば十分で,その点でも随分便利に使っています。

・オリエント RN-AC0E04L
 腕時計です。エプソンのWEBショップでリファービッシュ品が出ていたので,ついつい買ってしまいました。14000円ほどだったので,新品を買うよりも3000円ほど安いのではないかと思います。
 もともと必要だったわけではなく,たまたま送られて来たメールに出ていたので見ていたらデザインが気に入って買ったという感じなのですが,機械式でも安いし,そんなにふざけたデザインでもなく,普段使いにちょうどいいかなと思って買いました。
 とはいえ,身につけるものを新品で買わないというのもちょっと引っかかって,そこは直販のリファービッシュということを信じたわけですが,結果はあたりで,キズ一つない新品そのもの。本当かどうかはわかりませんが,精度も確認済みと言うことで,実際精度は日差2,3秒というレベル。もうほとんど狂わないと言って良いでしょう。
 個人的にはとても気に入っていて,ずっとしていたいのですが,2万円を割る機械式の大きな時計をお落としのおっさんが喜んでしているというのもなんだか恥ずかしくて,同じ時期に買ったTIMEXの5000円のクオーツをついつい選んでしまいます。

・オーディオ関係
R3Pro Saber
E1000
E3000
 今年は,オーディオへの投資が少なかったように思うのですが,思い立って買ったのがこの中国製のDAPでした。というより,もうDAPは中国製しか実質ないという状況で,価格的にも性能的にも中国製はすごいなと思わされました。
 Hibyの小型モデルR3Proのうち,チップをESSに置き換えたものがSaberです。音の良さは評判通りで,はっきりいってこれまでのDAPとは一聴してわかるレベルでした。聴いて楽しくなるオーディオ機器というのも何年ぶりかと思います。
 そしてバランス接続を体験しました。良くなると言っても比べて見れば,と言う程度となめてかかっていたわけですが,もうシングルエンドには戻れない良さを味わっています。
 イヤホンはこれまで使っていたfinalのE1000に,E3000も買い増ししました。どちらもバランス改造を行っています。音の傾向は全然違っていて,その日の気分で迷うことなく選んでいます。個人的には耳が慣れてくるまで少し辛抱すると,圧倒的にE3000が良くなるので,E3000を使うことが多いです。

・Quaderno FMV-DPP04
 先日買ったばかりの電子ノートです。A5サイズといいながら実はB5サイズみたいなもので,実力ではA4もOKという大判の電子ペーパーですが,しばらく使ってみて思ったのは,これは閲覧用ではなく,やはりノート用だという事です。
 ペンでどんどん書いていける楽しさ,そして書き味の良さもあって,紙よりもこれでノートを取ることが増えました。
 一方で,閲覧用(読書用)としては今ひとつで,フロントライトによる紙の反射による色と輝度のシミュレーションがあるKindleには全然かないません。集中出来ず,没入感を全く感じませんし,それに読書には読書に適した視線移動というものがあり,せっかく新書や文庫のサイズになっている物をわざわざB5あたりまで拡大しても,返って読みにくくいなるもんだなあと思いました。
 実はQuadernoには,直接ScanSnapからスキャンする機能があります。ただしどんな機種でもOkというわけではなく,一昔前の機種が中心なので,お金さえ出せば環境を構築出来るというものではありません。

 私の場合,退役したiX500を引っ張りだして直接スキャンすることを試すことができました。紙が吸い込まれ,それがほぼリアルタイムで電子ペーパーに出てくるというのは,ちょっとした手品のようで新鮮な感動があります。
 そこにゴリゴリと書き足していき,最後にまとめてプリントアウトというのは,実は遠回りなことではあるのですが,電子的にデータを残せることは頼もしいですし,修正も訂正も楽ちんであることを考えると,もっと活用出来ると思っているところです。

・工作関係
DT4282
マイクロメーター
DCCデコーダの自作
 まずは測定器です。DT4282は日置のテスターのフラッグシップモデルで,先日のamazonのセールで買ったものです。安かったとは言え4万円近くもするものですから,その性能はトップレベル。確かにHP34301Aに比べると見劣りしますが,そこは電池駆動で新品だということですから,高精度をどこでも持ち歩く,と言う価値は価格に見合ったものだと思います。
 実際使ってみると,実に使いやすいです。カタログには出てきにくいレスポンスの良さやスイッチの硬さ,手にしっとりとした持ちやすさやテスタリードの取り回しの良さなど,さすがプロ用だなと思います。
 私もテスターはいろいろ買いましたが,もうこれでおしまいでしょう。
 次に,旧にマイクロメーターが欲しくなって,標準サイズのものと,大きなものを測るものの2種類を揃えました。特に標準サイズのものは憧れていたミツトヨのものです。
 実のところ,私の住んでいる世界はナノセカンドやピコセカンドが日常的だったりするので,マイクロと言われても「でかい」という印象を持つこともあるのですが,マイクロメーターという言葉が持つ精密さは色褪せず,同時に指先が感じるデコボコの感覚というのはなんと高感度なのかと,改めて思いました。
 工作としては,何回か秋月電子で部品を買いました。印象に残っているのはDCCデコーダを安く自作するための部品をまとめ買いしたことですが,私が買った6月以降急激に値上げがあったみたいで,倍くらいになっている物もありました。
 昨今半導体が足りないというニュースを良く耳にしますが,ホビーの世界にもこうして影を落としているのだと思うと,憂鬱になります。

・調理家電
電気ポットNC-SU224-T
ドリップポッドDP3
 調理家電です。もう新規の投資はほとんどなく,故障による買い換えとかそんなものですが,パナソニックの電気ポットは学習機能に惹かれて買いました。過去1週間で給湯された時間の少し前に温度を上げておくという,およそ学習とは言えないほど単純な機能なのですが,これがどうしてなかなか楽ちんです。
 ただ,沸騰させるかさせないかなど,アルゴリズムが少々わかりにくいので,期待した動きをせず悩んでしまうこともしばしばです。
 実は電気ポットって,真空保温でも結構な電気代がかかります。今回パナソニックのものに買い換えたのは,その辺は家電メーカーの方がきちんと検討しているだろうという期待からでもあったのですが,数ヶ月使ってみると,買い換え前よりも電力消費が下がっているような感じもあり,かなり優秀ではないかという印象を持っています。
 ドリップポッドDP3はUCCのもので,当時評判になりました。ネスプレッソのように専用カートリッジを使うコーヒーメーカーなのですが,通常のレギュラーコーヒーでも使えるという汎用性が決め手に名って導入しました。
 いつも使っているコーヒーメーカーに不満はないのですのですが,手間をかけずに短時間にさっと1杯だけ欲しい時には,こいつは重宝します。

・調理器具
ミソノ刃物440 牛刀 21cm
ステンレスのフライパンKIPROSTAR 28cm
 調理器具です。料理を長くするようになると欲しくなるのがよい調理器具です。特に刃物は重要で,作業効率の改善や具材の見た目や味を高めるだけではなく,なにより安全な作業が出来るという点で,妥協したくないと思っていました。
 それまで使っていた万能包丁も悪いものではないのですが,どうも刃先が短く背が高いことで,使いにくいと思うことがありました。
 そんなとき,ある厨房で見かけた牛刀が印象に残っていて,探してみるとプロ御用達の包丁専業メーカーであるミソノの440というシリーズであることがわかりました。
 1万円ほどなので,プロ用としては安価な製品ですが,使いやすさは折り紙付きという事で,21cmのものを選んで買ったところが,これがもう大正解。
 料理が楽しくて,どんどん調理できてしまいます。自分で研ぐこともマスターし,もう切ると言うことに対して問題を感じることはなくなりました。やっぱ包丁は大事です。
 そうなると次は加熱です。26cmのものは20年使っている鉄製のものがあり,これは便利に使っているのですが,28cmのものは相変わらずアルミのもので,これだけ大きいものだとムラが出てしまう事で作業が難しくなってしまいます。
 しかもテフロン加工やセラミック加工も焦げないのは最初だけ,1年もすると買い換えないといけないのが我慢ならず,いいものはないかと物色していました。
 そこでプロが使うのは何だろうと探してみると,憧れのステンレスに行き当たります。高価なドイツ製は恐ろしく,変に気を遣うのもいやなので,安価な国産品を買いました。
 ステンレスのフライパンはなかなか焦げないように使うのが難しいものと思われがちですが,それはステンレスに必要な独特の作法を行わないからで,使う前に水滴がコロコロと転がるくらいに焼くという行程を経れば,まず大丈夫です。これはテフロンコーティングのフライパンではやらない作法です。
 28cmですので広々としており,焦げずに一気にむらなく加熱,中火でも十分火が通り,火を止めてもしばらくは余熱をあてに出来ると,フライパンの使い方が一気に整理された感じがします。
 難点を言えば,取っ手が長くて邪魔になること,そして重いことでしょうか。でも,これも使って楽しい調理器具だとおもいます。
 料理が面倒と思う皆さん,ぜひ良い調理器具を選びましょう。1つでいいですから,プロが使うものを試してください。高価なものである必要はありません。


 ということで,この1年の散財をまとめました。随分お金を使いましたし,無駄な事にも使ったなあと言う印象があります。また,自分のためにと言うことではなく,子どものためだったり,修理代として出て行ったお金も多くなっているので,使ったお金の割には自分の生活に影響がないといった印象を持った1年でした。

 来年こそ,無駄遣いはやめようと思います。自分の直感を過信せず,迷ったら買うという家訓を真に受けることなく,価値あるものを選ぶ嗅覚を身につけたいところです。

 ・・・しかし,ヨドバシの福袋が当選したんだよなあ・・・1月1日から早速散財の予定です。

 

クアデルノの潔さ

 黎明期のE-Inkに関わっていたこともあり,その見やすさや技術的な筋の良さも気に入って,歴代のKindleを愛用してきました。ゴソゴソと引っ張り出してみると,まだ日本で電子書籍サービスが始まる前にわざわざ海外から輸入したKindleDXを皮切りに,以後Kindle3やKindlePaperWhite,Voyage,Oasisと,順調に買い換えてきました。

 特に,Voyageがエポックメイキング私には記念碑を的な一台で,初の300dpi越えと言うだけではなく,フロントライトを暗所で見るためのものとしてではなく,紙に近づけるために搭載したこと,ディスプレイが奥に引っ込まないように工夫されていることなどが素晴らしく,開発者は熱意を持って取り組んだのだろうと思わせる一台でした。

 現在は一世代前のoasisを使っていますが,これは私にとってはVoyageのマイナーチェンジくらいのもので,現行のoasisも必要性を感じないので買い換えてはいません。

 E-Inkは文字通り電子制御の紙です。紙は書くことが出来るのも大きな魅力で,以前からE-Inkに書き込むデバイスは,ちらほらと目にしていました。

 しかし,どれも高価ですし,使い勝手も良さそうではありません。もともとプリンタの代わりにE-Inkを繋いでしまえることを理想として考えていた私ですが,本を読むというのではなく,A4やB5の紙を一覧し,必要に応じて其所に書き込むということを自然にしたいと思っていたにも関わらず,その価格と性能の問題が,ずっと私の欲求に邪魔をしていたのです。

 数年前,ソニーから私の希望に近いものが発売されたのですが,価格が高い上に法人向けと言うこともあり断念,ちょっと使う機会があって触って見ると,やっぱり紙とは違うというので興味も薄れていたのですが,先日偶然amazonをフラフラ見ていると,信じられない価格の電子ペーパーを見つけてしまいました。

 富士通のクアデルノ,です。

 これ,法人向けだったソニーのものを個人向けに販売したものと言われていて,価格は若干下がったとは言えA5サイズのものでも5万円。それはちょっと高いよなあと思っていたことを思い出して今したが,それが25000円ちょっとと半額になっています。

 私の基準では,3万円以上は覚悟が必要,3万円以下なら即買って後悔するのも一興,ということで,嫁さんの決済をとってポチりました。

 そうそう,安くなっていたのは一世代前のFMV-DPP04というモデルです。今年の夏にFMVDP51という新製品が出たため,型落ちになって処分されているという感じです。

 この次世代品は旧世代のものとは大幅に違っていて,タブレットがワコムのものに変わっていて抜群に良くなったとか,プリンタに直結出来るとか,ペンの種類をたくさん選べるとか,筆圧を認識するとか,それはもう別物です。

 ただ,電池寿命が大幅に短くなっていたりするので,良いことばかりではないのですが,そうした差分が引っかかりながらも,私は25000円で使えることを重視したわけです。

 届いた旧クアデルノは,私の勝手な想像を完全に超えていました。軽い,薄い,大画面。これが第一印象です。

 実際に書いてみると,さらに期待が裏切られます。書きやすい,レスポンスはもっと悪いものだと思っていた,消しゴムが使いやすい,などなど。

 そして,楽しい。

 娘もこの新しい文房具に夢中で,あれこやこれやと書いては消して楽しんでいます。人間は,それが何であっても,書くことが楽しい動物なんだなあと思いました。

 ということで,せっかくですので,軽くレビューです。

(1)大きさ,重さ
 A5用のFMV-DPP04ですが,実際に表示させるとA4でも全然問題はありません。多くの人がA4サイズのものよりA5サイズの方がよいと言っていますが,その通りでしょう。
 手に持ったときにまず驚くのが軽さです。そして薄さにも驚きます。
 これは,紙と言うよりクリップボードです。紙はほぼ無限にあり,消しゴムを使わずにさっと消せます。紙をめくることも必要ありません。素晴らしい。
 そう思うと,多少剛性感がないこともあきらめがつきます。華奢な印象が色が白色であることからも強まりますが,画面そのものはしっかりしているので,印象ほど悪い書き味ではありません。

(2)使い勝手
 まず充電です。それなりに時間がかかることも問題ですが,どれくらい充電されたのかがさっぱりわからないのはダメだと思います。いつも言っているように,モバイル機器というのは電池がなくなったらただのゴミです。
 そして,ペンにも充電が必要です。これもまあ仕方がないのですが,やっぱり電池残量がどれくらいあるかを知る方法がないのはストレスになります。
 次に操作系ですが,ホームボタンが上にあるのはやっぱり慣れません。それにペンを持った手でボタンを押すには持ち替えが必要になるので面倒です。ペンでも操作できるようにして欲しかったなあと思います。
 それと,ファイルの管理方法がどうもしっくりきません。しかもホームボタンを押して出てくるとカテゴリは,結局フォルダに飛ぶだけのショートカットですので,私のようにスケジュールを使わない人は,ホームメニューのスケジュールが無駄になります。これもカスタマイズが出来て欲しいかなあと思いました。
 ネットワークが搭載されているのは当たり前と言っても良いのですが,問題はその使われ方です。NASに直接アクセスできるのは普通の事だと思うのですが,今どきPCを母艦にしてSYNCするという仕組みですから,30年前の考え方ですよね。Palmを思い出す老人も多いことでしょう。
 WEBにアクセス出来ない事も問題です。いろいろ難しいこともあるのでしょうが,WEBアクセスとNASへのアクセスくらいが出来るゆおになっていないと,PC上の専用アプリが開発中止になることが,この製品の寿命を決定してしまうことになるので,残念だったなあと思います。
 また,せっかくPCを母艦にするのに,ファイル変換をしないというのも解せません。というのは,本体に転送できるファイルがPDFに限定されていることを窮屈に感じたからなのですが,まさかテキストくらいは大丈夫だろうと思って試したところ,テキストでさえも転送できないという現実に愕然としたのです。せめてテキストくらいはなんとかして下さいよ。
 もう1つ大事な事ですが,書き込めるのがハンドドローイングの線画のみで,文字入力が出来ません。クアデルノはPDF編集ツールという側面もあると思うのですが,文字を入力出来ないことで,例えば何かの書式に文字を記入することが出来ないので,結局PCを使うことになってしまうのです。
 手書き文字で書き込むというのも,許されていない場合やふさわしくない場合もあるので,やはり文字入力は必須だと思います。
 機能的に不可能なものではありません。ソフトウェアキーボードもかな漢字入力もファイル名の編集などで使えるようになっていますので,もしこれが実現したらPDFに直接記入できるハードウェアという,新しい役割が生まれると思うんですけどねぇ。

(3)ペン先
 ペン先は結構すり減ります。これだけ柔らかいから画面に傷が付かないんだと思いますが,それならそれでもう少しペン先を安くして欲しいなと思います。1本200円もすると,ボールペンより高いですよね。

(4)細かい機能
 WiFiは便利ですが電池の消費が大きいので現実的にはOFFにしないといけないとか,Bluetoothは接続が出来ないので使い物にならないとか,PCを母艦にする必要ってないよなあと思ったりしますが,文字の色が黒と赤と青だけで,同時使用が2色だけというのは厳しいなと思います。
 また,ページ送りの方向がファイル単位でいちいち設定しないと面倒ですし,操作の一部に指で操作するものがあって,いちいちペンを持ち替えないといけないのも,もう少し考えて欲しいところです。

(5)ScanSnapに接続
 実はScanSnapに接続して,直接紙を取り込む事ができます。これ,結構便利だと思うのですが,残念な事に現行のScanSnapには対応しません。私は数世代前のWiFiモデル(iX500)を持っているので試せるのですが,冷静に考えてその必要性ってあるかなあと思うと,試す気にはなりません。

(5)まとめ
 あれこれ書き散らかしましたが,PDFに手書き出来て,それをPDFとして保存したり印刷出来る事が何よりのメリットですし,実は大きな画面であることを利用して電子書籍端末としてもなかなかよいと思います。
 その場合対応フォーマットがPDFのみというのが最大の問題ですが,家中の機械の取説を集めておくとか,学校のプリント類を溜めておくとか,そういう用途はかなり有効だと思います。
 
 ごちゃごちゃ書きましたが,やっぱり楽しいですし,紙の手軽さや機動力を損なわない,良く出来た商品だと思います。

 ゆえに,紙よりも遙かに高価であることをすぐに飲み込める人は限られるだろうなあと思いますし,つまりそれはPCの連携やPDFであることにお金を出せる人という事になります。

 大学関係者が論文を持ち歩くのに最適で,もはやその界隈では必需品とも言われているようですが,なるほどそれも納得出来る話です。

 どっちにしても,私は大変良いものを買ったと思っています。最新のクアデルノである必要は今のところ感じません。この機能でこの価格なら買い,です。

 私は,長年愛用している"Makers Note"を1枚スキャンし,ノートのテンプレートとして使うことにしました。これでMakers Noteが無限に使えるようになりました。

 あれ,買って数日で500円ほど値下がりしてる・・・


TTAritisan 17mm F1.4を買った

 APS-Cサイズの撮像素子を持つデジタルカメラを使う上で,悩ましいのは広角レンズの問題です。

 28mmというごく普通の広角レンズを常用したい私としては,Zfcを散歩に持つ歩くのに必須となる35mm相当で28mm程度のレンズに手軽なものがないのは,なかなか頭の痛い問題です。

 定評ある16-50mmがあるじゃないか?なるほど,確かにそうなのですが,沈胴式であること,それ以前の問題として「暗い」ので使う気になりません。

 沈胴式であることについては,先日購入した18-140mmで解決したと思ったのですが,確かに良く写るし寄れるんですけど,暗いことと大きいことがやっぱり気になります。

 暗いことで特に室内での撮影に躊躇するものがあります。それに室内ですから被写体との距離はいつも大体決まっていますし,高倍率ズームである必要もあまりありません。

そう,便利ズームというのは複数のレンズが1本にまとまって荷物が減ることがメリットな訳で,最初から単焦点レンズでいこうと思っている人には,余計なものが入って大きくなり,しかも性能的に妥協を強いられる中途半端なものに見えるのです。

 GRを使えよ,ですか?いや,それは言わない約束で・・・

 そんななか,どうもミラーレスの世界では,純正のレンズではカバーしないようなレンズが,中国のメーカーからいろいろ出ているようで,最近ようやくZマウントでミラーレスの世界の関係するようになってから,なかなか面白い事にことに気が付きました。

 1万円ちょっとで17mmのF1.4だと?

 ちょうどamazonのセールで安くなっていたので,思わず買ってしまったのが,TTArtisan 17mm F1.4です。

 17mmですからね,35mm相当では25.5mmですから,いつもの28mmよりも画角が広がります。この数ミリの違いは広角では非常に大きくて,ファインダーを覗いた瞬間に,いつもと違うなと感じます。

 中国製,APS-C,MFとはいえ,それでもF1.4の広角レンズが15000円ほどですからね,クラシックレンズを中古で買うよりずっとましだという気持ちで買ったのですが,買った感想は,実際クラシックレンズのような写りだった,という一言です。

 まずF1.4開放です。中央部の解像度は並なのですが,コントラストが下がって厳しい画像になります。周辺は解像度も下がってしまうので,実用にはなりません。

 しかし,これが1段絞ればぐっと改善し,2段絞ってF2.8までいけば,もうしっかり黒も締まって,切れのある画像になります。室内ではここまでが限度で,これ以上絞るとISO感度が上がって,画像そのものが荒れてきます。

 色収差や歪曲などのいろいろな収差がそこそこ残っており,最近のレンズに比べて牧歌的な感じがあります。決して悪いレンズではないのですが,これが2万円を越えたら買わないだろうなあと言う感じです。

 質感は素晴らしく,がたつきや指のかかりも問題なく,デザインの好みはありますが,これほどのものをこの価格で作ってしまうと言うのは,すごいことだなと思いました。

 撮影していて思ったのですが,結局F2.8まで絞るのであれば,FTZを介してシグマの17-50mmF2.8を開放から使った方が画質的には有利だなあということです。もちろん大きいので取り回しも悪いですが,AFですしVRはありますし50mmまで使えます(しかも価格は2万円ちょっとです)と,実はなにもいう事がないんですね。

 シグマの17-50mmF2.8の欠点は,強いて言うならカリカリで色も冷淡なので,冷たい画像になりがちであるという事でしょうか。しかしF2.8からこの画質ですので,良いレンズだなと思います。

 残念ながらTTArtisan 17mm F1.4は常用レンズにはならないと思います。ただ,純正はもちろん,他からも似たようなレンズが出ていませんので,これはこれで出番はありそうです。

 つらつらと思うのは,やっぱり明るいレンズがミラーレスでも欲しいということです。ズームならF2.8遠し,単焦点ならF1.8くらいのレンズがあると,随分ストレスが減るだろうなと思います。

 明るいレンズのメリットの1つは,一眼レフの光学ファインダーを使う時,見やすくなるというものがあります。F6.3だともう絶望的に暗いのですが,ミラーレスが普及することで,ファインダーの見やすさのためにレンズを明るくする必要がなくなりましたから,どのメーカーも暗い代わりに小さく軽い(あるいは安い)という選択肢をとるようになったのだろう思います。

 しかし,勘違いしてはいけないのは,やっぱり撮像素子に届いた情報量の多さが,写真の画質を左右します。一眼レフの時代には1つのジャンルを作っていたF2.8通しの小型で安価なズームがZマウントに出てきていないことが私は問題だと思っていますし,これが揃うまで私はZマウントへの移行は難しいだろうなと思います。

 

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