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プジョーのペッパーミル

  • 2015/03/09 16:37
  • カテゴリー:散財

 プジョーといえば,自動車です。フランスのこの名門は,世界で最初の市販車を完成させた「世界最古の自動車メーカー」として知られています。

 フランスの自動車は,自動車発祥の地であるヨーロッパにおいても,個性的なものがあります。低燃費と安全対策が強化され,生産地も消費地も世界中に広がった現在では,随分その個性は薄まったと言われていますが,それでもイギリスとイタリアとドイツとフランスでは,ぱっと見ただけでその違いに気が付きます。

 裏を返すと,その違いが出るように作ってあるということでしょうか。

 前置きが長いですが,プジョーは今でもそうですが,数を作る大メーカーですから,手作りで高価な車をちょぼちょぼ作るということはしません。今でもフランス本国ではタクシーに最も使われる自動車メーカーですし,いわゆる「普通」の自動車を作ることが,プジョーの役割でもあります。

 しかしそこは国民性もあり,乗り心地やインテリアとエクステリアのデザイン,色,テクノロジーで,他のメーカーと比べて見れば,やっぱり違いが見えてくるものです。面白いですよ,欧州の自動車というのは。

 私にとっては,始めて新車で買った車がプジョー306で,これも電撃的な出会いの末に衝動買いしたということもあって,とても良く覚えていますし,今でも大好きなメーカーがプジョーです。

 306の次の206が大ヒットし,そこら中で見たものですが,今はすっかりもとのマイナーメーカーになっています。それでも,高いデザイン性,独特の乗り心地,長時間の運転でも疲れないというプジョーの良いところは,継承されているんじゃないかと思います。

 その306は不幸にも父親が勝手に処分してしまったのできちんとお別れが出来なかったのですが,プジョーはなにも自動車だけではありません。

 ご存じの方も多いでしょうが,もともとプジョーはのこぎりやペッパーミルなどの金属製品を作るメーカーとして始まり,その後自転車やミシンを作るようになります。ここから自動車も手がけるようになりますが,このうち自動車と自転車,そしてペッパーミルが,現在も生産されています。

 自動車がプジョーであまりによかったこともあり,自転車も(安いものですが一応)プジョーです。そして,ペッパーミルもいつかは必ずプジョーが欲しいと思っていました。

 今使っているアクリルのペッパーミルは,嫁さんが持ってきたものです。しかし,うまく削れず,挽いたコショウをなめてみても,今ひとつ辛さもうまみも出てきません。

 それでも騙し騙し使っていましたが,ここにきていよいよ下側に大きな亀裂が入ってきました。もう限界でしょう。

 これは,嫁さんには悪いけど,プジョーのペッパーミルを買う好機です。しかも,私の誕生日のプレゼントとして,嫁さんに選んで買ってもらうという図々しいお願いをしてみましょう。

 私としては,この歳になると誕生日などめでたくもないので,プレゼントなど必要ないというスタンスを取っているのですが,それでも気持ちだからと,毎年いろいろ考えて用意してくれるようです。無関心にいると,プレゼント選びに困っている彼女に心が痛みますし,かといって催促するのもどうかと,私も正直どうしたものかと思っていたのです。

 そこで,考え方を変えて,せっかくだから欲しいものをきちんと伝えてみようという事にしたのです。

 今回は,ペッパーミルです。安いものは数百円からあります。料理が楽しくなって毎日やるようになった昨今,特にコショウをよく使う私としても,ペッパーミルが壊れてしまった現状を放置できません。

 私からお願いしたのは,憧れのプジョーであること,電動である事,背が低いことです。

 手動のものがいかにもプジョーなんですが,そこは実用性を重く見ました。やっぱ電動はいいですよ。片手があきますからね。

 しかし,毎日毎日使うわけでも,また一日中使うわけでもありません。だからあまり大きなもの,存在感のあるものは,困ります。邪魔です。

 という話になって,結局嫁さんが選んだのはゼリとゼフィアの2種類です。といいますか,これしか条件に合致するものがないのです。

 値段は高級なゼリが1万円,下位のゼフィアが7000円弱です。随分高いですね。ゼフィアは実売で5000円ちょっとで買えますから,私はこれかなと思っていました。

 しかし,嫁さんはステンレスコーティングの外観を持つゼリが気に入ったようです。なにも誕生日まで待つことはないだろうと,すぐに注文してくれました。

 日曜日の夜に届いたので,早速プレゼントしてもらいました。

 しかし,いきなり問題が。

 電池(単4がなんと6本も必要)を入れようと,本体の上の部分を外して中からモーターASSYを外すのですが,電池を入れて戻そうとしても,うまく収まりません。

 おかしいなとよく見てみると,モーターを上下に挟んで固定する枠に,隙間があいています。しかも,3箇所のうち2箇所が固定されていない様子で,電池のバネ圧のせいで,斜めになってひらいています。

 これを無理に押し込んでロックがかかればそれでもいいんですが,あいにくそういうわけも行かず,なんだか気持ちの悪い状態で組み立てることになりました。それでも,ちゃんと動いていますし,コショウもちゃんとひけているのですが・・・

 これが国産品なら,初期不良の疑いがあるという事ですぐに行動を起こすのですが,いかんせんフランス語の書かれたパッケージで,代理店は自動車から電子計測器まで取り扱う商社で,なにかと時間がかかって面倒臭そうな感じです。

 まあ,フランスの民生品ですからね,多少の事はおおらかに考えたいところですから,私はこのままでいいよ言ったのですが,嫁さんはなにやら納得がいかない様子。安いものではないのになあとつぶやくのを聞くと,そりゃそうだなと思います。

 悔しいので,壊さない程度に分解して,ちょっとしたことできちんと修理出来ないかどうかを調べてみます。しかし,残念ながらそうもいかず,結局この部分がきちんと固定されていない理由はわかりませんでした。

 仕方がないので,カプトンテープを上下の枠にまたがるように張り付けて,広がるのを防いでみました。カプトンテープは熱や油,薬品に強く,経年変化にもへこたれない強力なテープです。

 電池を入れてみますが,なかなか良い感じです。電池を入れても綺麗に本体に収まります。

 この状態で早速コショウを挽いてみます。粒の大きさを調整できますが,見てみると粒の大きさが一定と言うよりは,様々な大きさの粒がブレンドされるような感じになっています。いいですね。

 ぺろっと食べてみますが,これがもう辛いのなんの。ピリピリとして,同じブラックペッパーとは思えません。そして香ばしい風味も広がります。味は抜群です。

 そして,たたずまいもよいです。ちょっと大きいなあという気もしますが,ステンレスコーティングの本体は大変高級感がありますし,天辺の電源ボタンは500円玉くらいの大きさで大きく,握りやすい本体形状と相まって,とても快適に使うことができます。少なくとも,手が滑って料理の上に落っことすようなことは,ないでしょう。

 ゼリはライトも装備しているのですが,私は必要ないと思っていました。しかし,実際に使ってみるとライトはよいですね。

 さらに,これがLEDではないというのが,なおよいです。今どき豆電球かと思いましたが,点灯と消灯の緩やかな明るさ変化に,暖かな色合い,そしてLEDとは違って幅広い発光スペクトルが醸し出す高い演色性に,料理中の食材がとても美味しく見えます。

 これがプジョーのこだわりだ,と言うなら私も面白がったんですが,残念な事に上位機種ではLEDを使っているそうですので,豆電球はただ古いだけの装備です。

 ということで,買ったばかりですから交換や修理も考えたのですが,ミルそのものに問題はないし,私とてもすぐに使いたく,なにより縁あって私の家にやってきた,これから長い間一緒に料理をするパートナーですから,多少の問題があっても仲良くしていこうと,いうことです。

 今週の夕食の予定は,鮭のバター焼きと豚ロースのソテーが洋食ですね。娘が小さいのでコショウは難しいところですが,大人向けにはしっかり使って,美味しく食べようと思います。

電動アシスト自転車を買う~選定編

  • 2015/03/02 15:19
  • カテゴリー:散財

 娘が通ってくれている保育園は3歳の春までと決まっているところです。娘は昨年11月に3歳になったので,この4月からは別の保育園に転園することになります。

 昨今の保育園事情をご存じの方も多いと思いますが,我々も年明けくらいから走り回っておりました。2次でどうにか入るべき保育園が決まったものの,そこは今と違って,自宅から2km離れた場所で,これまでのようにベビーカーで通うというのは,ちょっと難しくなります。

 娘本人にしてみれば,なんで今までの保育園にいけなくなるのか,新しい保育園がなんでこんなに遠くなるのか,と疑問だらけだけと思いますし,悪いことにその理由を我々大人は,何一つ納得いく形で説明できません。

 ここに至って,全部大人の都合なんだと気付かされます。

 娘が,ひょっとしたら自分のせいなんじゃないか,なにか悪いことをしたからなんじゃないか,嫌われたせいじゃないか,などと考え始めたら,私は「それは違う」ときちんと理由を含めて説明出来ません。不条理だと思います。

 しかるに,保育園については,子供の視点,子供の立場が反映されていません。ほとんどが親の都合,行政の都合です。これが,幼稚園や学校だとそんなこともないように感じるのですが,こと保育園については,子供にとってどうなのか,という観点がほとんどないのです。

 これが,教育と保育の違いなのかと,現実に肩を落とすのです。

 閑話休題。この話は語れば長いので,また別の機会に。

 2kmというと,私だけなら問題なく歩く距離です。でも3歳や4歳の子供が毎日移動する距離としてはちょっと長いですし,徒歩で20分から25分くらいかかることを考えると,往復で活動時間の1割近くが消費されてしまうわけで,これはもったいないです。

 かといって毎日タクシーを使うわけにもいかず,自動車を買うことも非現実です。ならどうするか。

 自転車です。

 私は自転車は好きですが,子供を乗せて走るのは怖いですし,また自転車の危険性に,あまりに無頓着ではないかと日々疑問を持っています。

 危険性の話,天候の話など,完全な答えになっていない気はしますが,20分以上の距離を半分くらいの時間で移動できる自転車は,それはそれで捨てがたい魅力があります。

 そして,これが基本的には毎日の話になるのです。少しでも楽をしたいと思うのが,これ人情というもの。

 そこで,ここは一気に電動アシスト自転車の購入に踏み切りましょう。

 以前から,電動アシスト自転車には興味がありました。しかし,改正された現状の法規制でも,時速24km以上はアシストされないとか,フレームがママチャリベースだとか,そもそも値段が高いとか,そういう理由で自分には関係のないところにあるものだと思っていました。

 ですが,子供を乗せる,毎日楽をする,そして嫁さんと共用するという事になると,話は変わって来ます。たまに乗る自転車で楽をするのではないのです。毎日の足として楽をするということです。

 聞けば,電動アシスト自転車の販売台数がここ数年で急増しているそうです。この10年で,自転車の販売台数は2割ほど減って800万台くらいだそうですが,電動アシスト自転車に限って言えば,この10年で2倍になり,昨年は50万台ほど販売されたとのことです。

 しかし,その大半が子育て世代とお年寄りということで,メリットはあるとわかっていても,やはりお値段が問題になっている感じです。

 こういう状態ですから,主力商品はおのずとママチャリになるわけで,なんかハイブリッド自動車が「プリウス」だけだった時代のような感じもします。そのうち,スポーツタイプなんかでも,電動アシストが普通になる時代が来るかもしれませんが。

 我々のケースは,まさに子供の送迎用です。世代的にもまさに子育て世代。なんだか,こういう「普通」に絡め取られてしまうことが,ちょっと悔しい気もします。

 お店によっては,子供を乗せることが出来るタイプの販売比率が,通常の4:6から春先には7:3に急増するところもあるそうで,やはり保育園シーズンに一気にこの手の電動アシスト自転車が販売されるんですね。各社が1月末から3月にかけて新製品を準備するのも,なるほどわかります。

 ということで,こんな買い物はあまり長々と検討していても選択肢が狭くなるばかりで,なにもありがたいことはありません。さっさと選定をすませて,購入することにします。早速調査開始です。


(1)国内の三大メーカーについて

 電動アシスト自転車の大手三社は,パナソニック,ヤマハ,ブリジストンです。パナソニックもブリジストンも,古くから自転車を手がける老舗ですし,現在もママチャリからロードレーサーまで手がける,大変実力のあるメーカーです。

 ヤマハはオートバイのメーカーで自転車はやっていないのですが,何を隠そう世界初の電動アシスト自転車はヤマハが作りました。

 その,自分が乗るだけなら,怪しげな中国製でもいいですし,中小メーカーのものを選んでも面白いのですが,子供を乗せて,嫁さんも使うんですから,そういうことをやると私の良識を疑われます。

 そこでこの三社から選択です。

 よく知られた話ですが,ヤマハとブリジストンは同じ物です。電気部品をヤマハが,自転車本体をブリジストンが担当し,協業しています。私にしてみれば,それぞれが得意な分野で仕事を分担するのはよいことだと思いますが,そうなるとパナソニックが気になります。

 それに,ブリジストンもこの春の新製品で,電気部品も自社製のものを投入しましたので,これも気になるところです。


(2)どんな自転車にするのか

 目的がはっきりしていますので,あれこれ迷うことはありません。あくまで子供と二人で安全に乗れることが一番大事です。

 世の中には,前と後ろの両側に子供を乗せることの出来る自転車がありますが,これはフレームを強化し,バランスが崩れないような設計がなされた,特別対応の自転車です。数年前に規格が制定され,1つのジャンルとして定着しています。

 子供が一人と決まっているなら,このタイプを選ぶ必要はないのですが,うちは子供が一人ですし,増える予定もとりあえずないので,荷台が27kgの重要に耐えられる自転車なら,どんなものでも対象になります。

 しかし,嫁さんの身長が155cmとやや小さく,サドルはもちろん,チャイルドシートの座面が低い位置にある事が必須です。そうなると,タイヤの直径は26インチよりも20インチが望ましいことになります。

 なら,20インチの低重心モデルで,チャイルドシートをリアに取り付けられるものはどれかというと,これがもうほとんど見当たりません。

 結局,前後にシートが取り付けられるものを選ぶ事になってしまいます。二人のせられるフレームは重く,ホイールベースも長いので取り回しも大変なのですが,これは仕方がありません。

 
(3)メーカーの絞り込み

 三大メーカーのうち,ヤマハとブリジストンは同じ物,選ぶ自転車は二人乗せ可能な20インチのもの,と条件を絞ると,もうほとんど選択肢は残りません。

 ヤマハはチャイルドシート付きのモデルに,リアのみのものがありません。なにもないモデルに,リアのチャイルドシートを別に取り付けて対応です。

 一報のブリジストンには,1機種だけ,リアのチャイルドシートが標準搭載のものがありました。見てみると,Bikke2eという,なかなか人気のモデルです。格好も悪くないし,よく売れているようです。

 パナソニックにも同じようなモデルがないわけではありませんが,やれヒョウ柄とか,やれ写真のモデルがブロンドの外国人とか,なんか勘違いしているなあと違和感を感じたので,この段階でアウトとしました。


(4)結局の所

 ヤマハとブリジストンから選ぶことにしましたが,ここにも1つポイントが。どちらも2015年モデルはアシストユニットの軽量化と急速充電が出来るようになっているのですが,問題はその投入時期です。

 ブリジストンは1月末にすでに販売開始,一報のヤマハは2月末まで待たねばなりません。

 しかも,ブリジストンのBikke2eは,この春の限定色があるというではありませんか。スプリンググリーンという淡い緑で,せっかくだからこれにするか,とそんな気分になりました。

 でもこれ,よくよく見てみると,さわやかな緑と言うよりも,昭和時代の工場の機械に塗られた緑色って感じなんですよね。まあそれでも,よいのですが。


 とまあ,結果としては,選択肢が少ない中で,少しでも興味の持てた,Bikke2eのBK0C85を買うことにしました。


(5)どこで買うのか

 これが一番難しい問題でした。

 まず,選択肢がいろいろあり,特に通常タイプにチャイルドシートを取り付けることまで考えると,もう無数に組み合わせが出てくると思っていましたし,私は電動アシスト自転車に乗ったことがありませんから,試乗しないと駄目だろうと思っていたのです。

 しかも,自転車は店頭で購入してその場で持って帰るような商品ではなく,在庫があっても組み立てて引き渡しですから,1週間ほどもかかります。

 加えて,自転車は整備や修理の必要になる商品です。ただの自転車なら私にも出来るとは思いますが,電動アシスト自転車はもはや家電品です。これを私だけでメンテするなど,無理でしょう。

 だから,やっぱり近所の専門店で買おうと思いました。

 残念なのは,自転車で行動できる範囲に,専門店が少なかったということです。

 電動アシスト自転車は値引きが少ない商品です。どこで買ってもそんなに値段差があるわけではないので,可能なら近所の専門店で買おうと思っていたのです。

 しかし,電動アシスト自転車の専門店はとても自転車で往復できるような所にはなく,普通の小さい自転車屋さんしか見当たりません。こういうところでは試乗も難しいでしょう。

 結局の所,検討を進めると試乗の必要のないくらい選択肢が少なく,どちらかというと売り切れが心配な情勢になるに至り,のんびり構えるよりはさっさと買ってしまう方が良いという話になりました。

 まずは購入店探しからと思っていたのですが,もうその意味もないということで,在庫があるヨドバシ.COMで買うことにしてしまいました。

 ポイントがどうとか,そういうことはそんなに大事な事ではないのです。在庫がある事,そして持ってきてもらえることが,時間のない我々には重要なのです。

 もちろん,整備や修理はどこに頼めばいいのか,もしかすると川崎やアキバのヨドバシまで持ってこいとか,そういう無茶を言われるんじゃないかとか,不安はあります。

 しかし,そこはあえてチャレンジです。毎日使うものだから,故障の時はすぐに見てもらえる近所の自転車屋さんで買うのが良いようにも思ったのですが,電気部品の故障だと,どうせすぐには修理出来ず,預かりになります。

 なら,ヨドバシで買っても一緒です。

 壊れている自転車を,アキバや川崎に持ち込むのも現実的には無理なのですから,それはもう相談かなと思います。そもそも故障しなければよいわけですし。

 整備は問題ですね。自分で出来る事はやろうと思いますが,初回点検くらいはちゃんと見て欲しいなあと思ったりします。

 まあ,点検は別として,故障してしまえばもうその商品は機能を果たさなくなってしまうわけですから,メーカーも製造者として逃げられないでしょう。販売責任と製造責任がそれぞれあるのが普通なのですから,壊れた場合にはヨドバシとブリジストンに相談ですね。

 
 てなわけで,ヨドバシ.COMに注文,3月2日の夜に届くことになりました。

 届くのが平日の夜なので,乗り回すわけには行かないのですが,週末にも実際に運転してみようと思います。

ゴマすり器を買ってゴマのある生活

  • 2015/02/19 11:11
  • カテゴリー:散財

 ゴマ,おいしいですよね。

 私はここ3年ほど休日の夕食を担当していて,さらにここ半年ほどは毎日の夕食も料理することが増えています。

 最初はなにかと面倒だった料理ですが,お店で材料を調達し,加工して完成させるというプロセスは工作そのものであり,良い素材,良い道具,良い作業環境を整えていくことの面白さと,考える事と試すことを繰り返すことでどんどん楽しくなっていくことは,毎日楽しめるホビーです。

 しかもですよ,その予算は食費という絶対神聖な領域から問題なく確保され,その成果物は家族全員の評価にかかり,その上その責任は家族の生殺与奪を握っているというのですから,申し訳ないけどプラモデルや電子工作など足下にも及びません。

 有史以来の長い歴史と世界各地の文化が育てた多彩な広がりを持ち,超高級なものから素朴な家庭料理,はてはインスタントまで揃った,まさに時間と広さと深さを持つ四次元空間に足下はすくみ,めまいが襲ってきます。まさにユニヴァース。

 恐ろしいことに,人間なら誰でも食べないといけないし,ゆえに人類共通の楽しみであり,共有に値する崇高な文化であるというのです。

 ですが,その入り口はとても広く,とても優しい。材料を揃える店は日本中どこにでもあり,朝早くから夜遅くまで開いています。安いものから高級品まで,国産の馴染みのものから輸入された貴重なものまで,いつでもどこでもどんなものでも,手に入ります。

 道具はすでに家にあるでしょう。足りないもの,使いやすいよいものは,後からどんどん揃えて行けばよいのです。

 そして経験。作った経験は少なくとも,食べた経験は生きた年数と同じです。誰だって1つや2つ「うまい!」と思った料理はあるもので,良いお手本を探すことが難しいホビー界にあって,誰にでも「リファレンス」が存在することは,なんと民主的なものかと思います。

 料理をたしなむ人が他のホビーに比べて圧倒的に多いことも感動的です。ああこの層の厚さたるや。マイナーホビーに体が慣れた私など,まるでカバン1つで都会に出てきた田舎の若者のような気分です。困った事があれば親に聞けばいい。ネットで調べれば星の数ほどレシピが出てきます。本当に良いものを,外食という形で知る機会だってあります。一緒に楽しむ仲間も簡単に見つかります。ほら,隣にいるでしょ?
 
 そして,自分も食べる。家族も食べる。うまくすると友人も食べる。わからない,知らない,楽しくない,という冷たい周囲の反応に,自虐趣味を併存させねば精神崩壊を招いてしまうようなマイナー趣味を経験してきた方々には,この裾野の広さが見せる新たな地平に,止まることのない涙を流すことでしょう。

 いいですか,大事な事を言いますよ。こんな素晴らしい作業をですね,誰かに任せてしまうなど,もったいないですよ。自称DIYの人,自称makeの人で,料理をやっていない人は,今後私は似非DIY,似非makeと蔑むことにします。よいですね。

 料理も掃除も,面倒と思うから他の人にやらせようと考えます。でも私は,こんなに楽しい事を,他の人にやらせようとは思いません。

 閑話休題。

 料理をするようになって常用している食材に,いりゴマがあります。私の実家は比較的ゴマを食べる家でしたが,積極的に使うと言うほどでもありませんでした。

 しかし,娘が生まれ,貴重な「好物」としてリストアップされると,食べないときはゴマ,何かと言えばゴマという感じで,食卓に上ることが増えたのです。

 しかしいりゴマは案外賞味期限が短いもので,気が付いたら期限切れになっていたりします。もったいないから,積極的に料理に使うようになるのですが,そうすると新しい発見があり,またゴマを使うようになるわけです。

 おひたしにかけるに始まり,タレを作る,炒め物に入れる,ゴマ味噌をつくる,などを一巡し,しかして気が付くと小皿にいりゴマをとり,少しだけ醤油を垂らして炊きたてご飯にのせて,ハフハフ言いながら食べるという原点に回帰する,この引力のすさまじさ。この小さな粒に,どれだけの質量が潜んでいるのか。

 閑話休題。

 で,そのいりゴマですが,やっぱりすりつぶさないと,おいしくないのです。硬いまま口の中でプチプチと食べるのもいいのですが(実際娘はそれが好き),やっぱり香りが大事です。

 理想的には,粗挽きのすりごまが良くて,香りがしつつ,食感も良いという,ちょうどよい頃合いの挽き具合が望ましいと思います。

 私は指で潰して,すりゴマをつくっていました。力加減で挽き具合を調整出来るのですが,いかんせん不衛生ですし,見た目にもよろしくない。それに粗挽きは出来てますが,細かく挽くことは難しいです。決定的なのは,量が確保出来ずに,結局面倒臭いという事です。

 そこで,ごますり器の出番です。昔ながらの手動のものも趣があってよいのですが,ここはゴマのヘビーイーターである我々の誇りにかけて,電池式の電動タイプを導入すべきところです。

 というのも,実家ではある時期から長きにわたり,電動タイプを使っていたのです。日立製で,単三電池4本で動くものでした。父がゴルフの景品か何かで取ってきたものですが,母にして「この手の景品で最もうちで活躍したもの」と皮肉を込めて言わしめる逸品でした。

 この便利さを知っている私としては,今こそ導入の好機であると宣言し,購入に踏み切ったというわけです。

 調べてみると,今から30年前に実家で使っていたごますり器と,もうほとんど同じものが各社から販売されているようです。中央から斜めに出ている排出口にしても,3段階で挽き具合を調整する仕組みにしても,四角いボタンにしても,全く同じです。

 日立のそれだって,どっかのOEMだったのかも知れません。ロングセラーなんですね。値段も安くて,ものによっては1000円くらいで買えたりします。

 そんな中で異彩を放っているのが,パナソニックのBH-925Pです。見慣れた細長いデザインではなく,まるで醤油さしのような低く太いデザインです。ゴマの排出口は底に出ており,下側からパラパラと落ちる仕組みです。

 挽き具合は無段階で調整可能。片手で,食べ物の上で使う道具ゆえ,重たい単三4本ではなく,単四電池というのも好印象です。しかし他のようにフタの一部の切り欠きから,挽く前のゴマをそのまま出す仕組みはありません。

 他が横並びであるなか,独自性を押し出すパナソニックのごますり器は,それがパナソニックだから許される高価格で販売されています。他が1000円からあるのに,3000円以上で売られているのです。

 まあ,30年前から変わらないOEM品と,2007年に登場した製品とでは,初期投資が全然違いますからね。

 ということで,私は迷わずパナソニックを選択。気になったのはBH-925とBH-925Pの違いです。BH-925は古く2007年の発売,現行機種のBH-925Pは2009年の発売です。すでに旧品のBH-925は販売休止です。

 お値段も売価で僅かに違ったようですが,もしかすると消費税の分だけ違っているのかも知れません。

 違いを探してみますが,よく分かりません。基本機能に違いがないことを確認して購入しましたが,あとで気が付いたのは,BH-925は「National」と書かれているのに,BH-925Pは「Panasonic」と書かれていることです。

 なるほど,ブランドの違いですか。あのブランド統一騒動が,未だに意識されることになるとは,白物家電の息の長さというか,パナソニック(松下電器)の影響力の大きさというか。

 ということで,すっきりしたところで,使ってみます。

 説明書を見ると,最初の使う前に洗うとか,書かれていません。洗わなくてもいいのか,食品を扱うのになあと思ってウスを見ると,なにやらゴミがついています。

 そもそも,こういうプラスチック製品は,金型から取り出す際に剥がれやすいよう,剥離剤を塗ってあるものです。それくらいは拭き取っておかないと気持ち悪いです。

 ということですが,丸洗いは禁止。中性洗剤で拭くのも気が引けたので,説明書通り濡れたティッシュでさっと拭きます。

 手持ちのアルカリ電池を入れて,ゴマを入れスイッチをON。おお,ちゃんと美味しそうなすりゴマがでてきました。しかも,粗挽きにすると私が目指したくらいの,ちょうどいい挽き具合です。

 ならばと一番細かい挽き具合にすると,市販のすりゴマくらいに細かくなってでてきます。しかしちょっと細かすぎですね。油分が多いゴマだと,きっと詰まってしまうでしょう。

 面白いのは,挽き具合を変更しても,それが反映されるには少し間があるという事でしょうか。変更してもしばらくは設定前で出てきます。ここで焦ってしまわず,辛抱してボタンを押すことが肝要です。

 背が低く,太めのデザインは安定も良く,手で引っかけて倒すということもなさそうです。以前実家で使っていたものは,背が高く細いものだったので,良く倒していました。

 気が付いたのは,排出口が株にあるので,底を丸ごと覆うフタが必須である事です。確かにこれがないと,ゴマがこぼれて面倒だとは思いますが,フタを外すのを忘れてボタンを押すと悲惨だし,フタをなくしてしまったり,壊してしまうと困ったことになります。

 それに,そもそもの問題として,食べ物を出す排出口が,一番下の底にあるというのも,抵抗があります。これ,どうにかならんのかと思います。

 他社のものは,排出口は本体中央部から横に出ていますし,未使用時にカスが出てこないように,キャップがついています。テーブルは案外汚れているもので,実家のごますり器の底面も,やっぱり汚れてしまっていました。

 まだこれを使った調理は食べていませんが,このゴマなら,香りと歯ごたえを両立出来ているでしょう。これでどんどんゴマを食べられると,妙な達成感と安堵感が,ゴマの強い引力に引かれる私を正当化していました。

 あ,ゴマを絶賛して,最終的にごますり器に散財したことを言い訳することを意図してはいますが,よく言われる「体にいい」とか「健康食品」とか「ビタミンB1」とか,そういう面倒臭いことはここでは一切触れません。

 といいますのも,私は雑食である人間は,なんでもまんべんなく食べることが一番大事で,体にいいからといって,それだけを狙って食べることは不自然であると思うからです。

 しかるに,それを食べる理由は,おいしいから,で十分であり,それ以上のものは必要ありません。(ご注意頂きたいのは,食べない理由がおいしくない,だけではないということです。おいしいものでも食べてはいけないものも世の中にはたくさんありますからね)

 体にいいから食べる,こんな後ろ向きな理由で口に入れるなんて,なんて寂しいことでしょう。食材となるために消えた命や,それを食べられるようにした人に対して,これほど屈辱的で,これほど高慢な態度があるでしょうか。

 おいしいから食べる。「これうまいなあ」,素直にそう言って,ご飯を頂きましょうよ。

ExtremePROは伊達じゃない

  • 2015/02/09 11:16
  • カテゴリー:散財

 先日,D800からCFカードを抜き,USB3.0経由でデータを吸い上げてからLightroomで現像をしようとすると,2枚ほどデータが壊れて現像できないファイルが出てしまいました。2年近く使い続けて,これは初めてのことです。

 データのサイズは問題ないので,ぱっと見ると問題に気が付きませんが,表示出来ませんからどうしようもありません。もう一度読み出そうと思ったのですが,こんな時に限ってすでにフォーマット済みでした。

 結局あきらめてしまったのですが,データが消えてしまったこと以上に,今後こういうトラブルが頻発すると困るなあと言う不安です。

 私の知り合いのセミプロは,メモリカードはSanDisk以外は使わないと断言していました。物言いがソフトな人なので他の批判をしないのですが,SanDiskに対する絶対の信頼があるという感じです。

 結局NANDフラッシュなんか作っているメーカーが限られているんだから,どこだってにたようなもんだろうと思う一方で,やっぱりプロのカメラマンは躊躇なくSanDiskを選んでいます。プロで安いメモリカードを使っていますという話を,あまり聞きません。

 メモリカードでは写真はうまくなりませんし,画質も変わりません。3000円のメモリカードでも6万円のメモリカードでも,データが吸い出せればそれで同じ働きです。ボディやレンズのようにわかりやすい投資と違い,メモリカードが後回しになるのは,アマチュアの傾向なのかも知れません。

 ですが,こうしてトラブルを経験したり,さらに損害が出てしまうようだと話は変わってきます。これが金銭に直結するプロなら当然のことで,その対応策としてSanDiskを選ぶ事という選択肢が1つしかないと言うことに,ちょっと驚きさえ感じます。

 前置きが長くなりましたが,そんなある日,あるお店のメールマガジンで,SanDiskのExtreme PROの特価がアナウンスされていました。64GBのCFですが,25000円ちょっととのことです。

 確かに安い。しかしメモリカードとしては高い。

 迷いましたが,信頼性と150MB/secの書き込み速度,そして憧れのSanDiskを手にする安心に,購入することにしました。

 買ったものの詳細はSDCFXPS-064G-J61というもので,Extreme PROの64GB,UDMA7のCFです。価格は税込み25500円です。安いでしょ?

 金曜の夜に受け取りましたが,D800での運用はベンチマークを取ってからです。というのは,なんでもSanDiskは偽物が横行しているという話を耳にしたからです。

 偽物が出回るほど人気があるという事ですから,さすがだなあと思うのですが,メモリカードですから見た目の違いは分かりにくく,使えてしまえば偽物に気が付かない場合も多いでしょう。

 正規品らしい値段で買えば偽物の可能性は低いですが,私が買った値段くらいだと十分に偽物の可能性があります。見破る方法はやはり速度を測定すること。特に書き込み速度を見ることです。

 まあ,まともな店で買っていますし,滅多なことはないと思いますが,何が起こるかわからんのが世の中ですので,さっさとベンチマークです。

 しかし,時間のないときに限ってすんなりいかないものです。

 まず,私のMacBookProでUSB3.0のExpressカードが認識しません。Yosemiteに移行してから何度か使っているので,おかしいなと思いつつ,もしかすると先日の10.10.2(ややこしいなあ)へのアップデートで,動かなくなったのかも知れません。

 こういう場合,さっさとMultiBeastの最新版をインストールです。昨年11月にインストールした際のバージョンは7.02でしたが,最新版は7.2に上がっていて,10.10.2に正式対応していました。

 せっかくですから,USB3.0のGenericドライバ以外に,eSATAのドライバと,SSDのTrimイネーブラもインストールしておきましょう。

 これでようやくUSB3.0が動くようになり,カードリーダを取り付けて早速CFカードを差し込みます。無事にマウントしますが,ベンチマークを取り始めると,なにやら速度が全然出ていません。

 うわー,偽物かよーと絶望しかけましたが,Macでフォーマットをかけます。もう一度ベンチマークを取りますが,結果は変わりません。

 今度こそ偽物か!と涙目になりながら,念のためD800でフォーマットしてからベンチマークを取ると,あら不思議,爆速です。D800でのフォーマットもやたらと速かったので,偽物という可能性は低いでしょう。

 何だかよく分かりませんが,いつものようにXbenchで測定したベンチマーク結果です。古いCFカードはWINTECHの64GB,新しいものはSanDiskのExtremePROの64GB(SDCFXPS-064G-J61)です。

・SanDisk Extreme PRO
Sequential
Uncached Write123.72 MB/sec [4K blocks]
Uncached Write109.21 MB/sec [256K blocks]
Uncached Read6.35 MB/sec [4K blocks]
Uncached Read124.42 MB/sec [256K blocks]
Random
Uncached Write1.79 MB/sec [4K blocks]
Uncached Write53.84 MB/sec [256K blocks]
Uncached Read5.04 MB/sec [4K blocks]
Uncached Read33.57 MB/sec [256K blocks]


・WINTECH
Sequential
Uncached Write27.02 MB/sec [4K blocks]
Uncached Write25.58 MB/sec [256K blocks]
Uncached Read5.45 MB/sec [4K blocks]
Uncached Read92.42 MB/sec [256K blocks]
Random
Uncached Write0.88 MB/sec [4K blocks]
Uncached Write13.91 MB/sec [256K blocks]
Uncached Read4.35 MB/sec [4K blocks]
Uncached Read52.79 MB/sec [256K blocks]


 おお,SanDisk,さすがですね。シーケンシャルな読み書きで120MB/secを越えています。UDMA7は166MB/sec,UDMA6でも133MB/secですから,ほぼ目一杯の速度が出ていると言う感じでしょう。

 ランダムでも,読み書きで50MB/sec越えです。これもかなりハイスペックです。

 これまでに使っていたWINTECH(リード90MB/sec,ライト45MB/sec)と比べてみますが,リードは90MB/secくらい出ていますけども,ライトで27MB/secですから,やっぱり遅いと感じますね。まあ値段は1万円以下でしたから,そんなに悪いものではないと思いますが・・・

 で,この値もOSのバージョンやドライバが違っているので公平ではありません。こそこで以前のWINTECHの値を再掲します。


Sequential
Uncached Write 31.51 MB/sec [4K blocks]
Uncached Write 30.81 MB/sec [256K blocks]
Uncached Read 6.28 MB/sec [4K blocks]
Uncached Read 92.46 MB/sec [256K blocks]
Random
Uncached Write 0.80 MB/sec [4K blocks]
Uncached Write 17.27 MB/sec [256K blocks]
Uncached Read 4.90 MB/sec [4K blocks]
Uncached Read 54.03 MB/sec [256K blocks]


 これを見ていると,特に書き込み時の速度が落ちていることが分かりますが,そんなに大差はないという感じです。傾向としてすべての数値が落ちていますから,OSの影響は否定できません。

 しかし,この傾向を織り込んでも,SanDiskの速度は際立っています。

 ちょっと撮影に使って見ましたが,撮影後の書き込み時間がとにかく速く,ストレスフリーです。特に連写時の待ち時間がないのが素晴らしいです。

 実は,WINTECHのカードで連写をし,書き込みが終わらない間にプレビューして拡大すると,フォーカスのある部分とは全然違う部分が拡大されるというトラブルが出ていました。

 フォーカスがきちんと来ているかどうかを確認したくて拡大するわけですから,全然違う部分が出てきても役に立たず,しかも方向キーで場所を探してもなかなかたどり着くことが出来ずに,結局書き込みが完了するまで待つことが多かったのです。

 こういう連写での問題を根本的に解決するには,やはり高速なメモリカードを使うのが一番です。

 高い信頼性と安心感,高速でストレスフリー,そして確実に出ていたトラブルが解決と,思った以上に効果がありました。SanDiskにしてから,以後ずっと他のメーカーは使っていないという人が結構いるのも,頷ける話です。

 WINTECHのカードも悪いものではありませんし,なんといっても64GBもあるので,このまま引退させるには惜しいのですが,Q7にしてもGRにしても,SDカードですので使えません。

 他にCFのカメラって・・・D2Hしかありませんが,400万画素のカメラで64GBなんて必要なく,どうしたものかなあと思ったりします。

 USBメモリの代わりに使おうと思っても,リーダが出先にないのがほとんどですので却下,SSDの代わりに使うには少ないですし・・・

 ああ,そういえば以前,SCSIのHDDをエミュレートする基板を買ってありました。これはCFをSCSIにするもので,1990年代の古いパソコンを復活させるときに使おうと思っていたのです。これに使おうか!

 ・・・しかし,当時のHDDは100MB以下が普通。64GBなんて奢っても,使わない領域がたくさん出てオシマイですね。もったいない。

 うーん,やっぱりD2Hで使うのがよさそうですね。

2014年の散財を振り返って

  • 2015/01/09 15:17
  • カテゴリー:散財

 昨年買ったもの

 2015年が始まり,2014年に買ったものを振り返ってみました。

 実は大きな買い物をあまりした記憶がなかったので,あまり書くことがないだろうと思っていたのですが,それは私に都合のいい勘違いでした。相変わらず無駄遣いをいっぱいしています・・・

 どうも,買ったものに対する思い入れも薄くなっているようで,それであまり記憶に残らないのだと思った次第ですが,結構重要な買い物でも艦長日誌に書かずに済ませたことも,昨年は目立ちました。

 反省を込めて,まとめてみます。


FLUKE 101

 あのフルークのテスターが小型になり,安くなったということで,買いました。なるほど,使い心地はよいですし,性能も十分で,買って良かったものの1つだと思います。

 ではうちの主力機になったかと言えばそんなことはなく,使用頻度だけを見ると,相変わらず秋月オリジナルのP-10が一番だったりします。

 理由はいくつかあり,一番大きいのはバッテリーチェッカーがないことです。P-10はあるんですね,負荷電流を流しながら電圧を測る機能が。

 他には,よく使うDC電圧の分解能が1mVだったりすることです。AC電圧はmVのレンジがあり,0.1mVが分解能になるのですが,ここがちょっと不満なところです。

 あとは,テスターリードがあまりに立派すぎて,小型軽量の101には不釣り合いなことでしょうか。ケーブルを引っ張り回す方が本体を動かすよりも負担になってしまうので,私はもう少し細いサンワのリードと付け替えました。

 おすすめ度:****


SB-700

 ニコンのスピードライトです。まさか私がSB-700なんかを買うとは思っていなかったのですが,きっかけは娘の七五三です。

 写真館できちんと写真を摂りたかったのですが,娘の行動範囲には見つからず,あきらめて自分で撮影することにしたわけですが,その際に必要なものとして白い背景布,しっかりした三脚,そして光源でした。

 そして,光源として選んだのがSB-700です。ニコンはストロボの制御に定評があるメーカーでもあるので,純正から探すことにしましたが,以前SB-400を買って失敗したので,今回はちゃんとワイヤレス発光が可能なものにしたいと思いました。

 かといってストロボは消耗品だと私は思っているので,SB-910なんかを買うのは無理です。

 SB-500が出たばかりだし,これにするかなあと思っていたら,出たばかりで結構高価です。逆に上位機種のSB-700だと値段もこなれていて,その差は3000円ほどです。

 この価格差でガイドナンバーが大きく,多機能,ディスプレイを装備していることを考えると,新しいという理由だけでSB-500を買うのはばからしくなってしまいました。そこでSB-700の購入しました。

 使ってみると,写真の撮り方が一気に増えた感じです。

 当初の目的である七五三の写真はなんとか撮影ができて,そのことそのものもうれしいわけですが,その後もストロボを使うことでいろいろな表現にトライできるので,面白いなあと思っています。

 特に,バウンスを使った場合の調光範囲の広さはありがたく,暗い室内での立体感のある補助光として,とても面白く使っています。照射角も24mmくらいまで対応出来るはありがたいです。

 ところで,ワイヤレス発光を行う場合には,本体内蔵のストロボがコマンダーとなるのですが,この本体のストロボの発光が邪魔になる場合があります。しかし,覆ってしまったり方向を変えるとコマンダーにならなくなるので,ニコンはそのための小道具を純正で用意しています。

 SG-3IRというのがそれで,価格は1000円ほど。仕組みは簡単で,赤外線透過フィルタを本体ストロボの前にぶら下げるだけのものです。これで可視光は遮断されますが,コマンダーとして必要な赤外線だけは外に出て行くというわけです。

 私は,SB-700をサイドから,本体ストロボをキャッチライトにしようと思っていましたが,かえって不自然なのでやめました。それでSG-3IRが必要になったというわけです。結果は上々です。ストロボ内蔵の機種をお餅で,かつSB-700以上のモデルをお持ちのニコンユーザーは,買って置いて損はないと思います。

 おすすめ度:***


マンフロットMK294A3-A0RC2

 自分が写真に写るのが嫌いな私にとって,三脚など必要になることはほとんどありませんでした。しかし,D800はしっかりした三脚がないとブレも出るし,ここは1つ一生ものを買おうと意気込んで選んだのがこれです。

 一生ものと意気込んだ割には安いものですが,持ち運ぶわけではないし,重量物を支えるわけではないので,私にはこれでも精一杯なのです。

 アルミ製で,ボール式自由雲台がついています。さすがマンフロットで,しっかりしています。これならずっと長く使えるでしょう。

 それなりに重量があるせいもあって,たたんだ状態でうっかり倒してしまい,フローリングの床に大きなへこみを作ってしまったのは,ここだけの秘密です。

 おすすめ度:***


AF-S NIKKOR 18-35mm f/3.5-4.5G ED 買いました

 後述するPENTAX Q7と超広角ズームの08との組み合わせで,室内で動き回る子供を撮るのに超広角が思った以上に便利だと気付いた私は,D800でも超広角を検討する事にしました。

 しかし,皆が息をのむAF-S NIKKOR 14-24mm f/2.8G EDなど買えるはずもありません。そんなとき見つけたのがこの18-35です。

 小型軽量,安価で,しかし写りは抜群というレンズです。D800のような高画素機で風景を撮る人にも,小さくて軽いと言う理由で定番化しているという話も耳にします。

 それならと購入を検討していると,価格の変動が結構あるんですね。安い時を狙ってヨドバシで買ったのですが,買ってびっくり,とても良いレンズなのです。

 ちょっと暗いので,やや使い道が狭まりますが,それでも良く写ります。色も良く乗りますし,歪みも小さく,取り回しも楽ちんです。

 純正レンズでこれだけ写るものが,この値段で買えるとなると,レンズメーカーのレンズはかなり苦戦するんじゃなかろうかと,心配になりました。

 とはいえ,そこはやっぱりF5.6クラスのズームレンズです。シグマの35mmF1.4と交換して使っていると,ほぼ同じ価格のレンズですが,個性の違いがくっきりわかってとても面白いです。

 おすすめ度:****


Kindle Voyage

 KindleのE-inkモデルで初めての300dpiモデルです。

 これ,毎日使っていますが,もう昔のモデルには戻れません。1万円程度のモデルに比べて高価ですから,慎重に使うかとおもいきや,見た目が紙だし,軽いので,ついついラフに扱ってしまいますが,傷も付かず,とても自然に使えていると思います。

 300dpiの威力もそうですが,文字が奥に引っ込まない見え方だったり,フロントライトを周囲の明るさにあわせて可変する機能のおかげで,トータルとしての読みやすさを実感しています。

 このことで,ハードカバーの文芸書をストレスなくスキャンして読めるようになったことは特筆すべき点で,私はこれは本当に良い買い物だったと思っています。

 おすすめ度:*****


腕時計

 機械式の時計として,セイコーのSARX019を買いました。中級の機械式で,購入以来ずっと使っています。

 時計は精度が命,と言う私が,誤差の大きな機械式をつ買うことになるとは思わなかったのですが,腕に馴染み,見た目にも品のあるおとなしさで,とても気に入っています。

 おかげさまで,多少の誤差は私の生活になんの問題も起こさないことを知りました。

 問題は,時刻のズレが遅れる方向なことでしょうか。遅れるのと進むのとでは,遅れる方が問題の出方が大きいなと思っていたのですが,これもまあ生活を始めて見るとあまり関係はなないようです。

 出かける前に,秒針まで合わせるのを日課にしていましたが,今はそんなことをする気もありません。長針をさっとあわせてオシマイです。誤差は±30秒ほどあることになりますが,これで十分ですね。

 おすすめ度:**


Blu-rayドライブ

 パイオニアのBlu-rayドライブを買ったのが昨年の初めでしたが,よく考えるとあれからちっとも使っていません。もう光学ディスクの時代じゃないんでしょうね。

 おすすめ度:*


PC-G850

 これはもともと,コレクターズアイテムとして買ったものですので,過度な期待はしていません。私にしては珍しく,購入後分解することも改造することもしていません。ほとんど未使用です。

 ですが,たまに触ると面白いのですね。Z80の8MHzですから,ポケコンとしては高速な部類ですし,慣れたBASICが走ることも面白いです。

 ただ,バッテリーバックアップがありませんので,電池交換時に中身が消えます。それで,本格的に使おうという気持ちが萎えてしまうのですが,まあそれは言い訳ですね。

 おすすめ度:*


PIXUS PRO-100

 写真は紙に焼いて,が信条の私が,エプソンタイマーにぶちぎれて買ったのが,A3ノビの染料インクモデル,PIXUS PRO-100です。

 本体の価格もそれなり高価ですから,いわゆる「インクカートリッジで儲けるビジネスモデル」が適用されないことを期待し,インクの消費が少ない,もしくは安いことを願っていましたが,意に反してインクの消費は多いし,高価なため,かえってランニングコストが増大しています。

 しかし,PM-G850に比べて大幅に画質がアップしたかと言われればそうでもなく,買って良かったのかどうかは正直疑問なところです。

 良い話もあって,画質はもちろんよいですし,四つ切りが印刷出来ることも素晴らしいですが,LANに対応したことが一番便利かも知れません。

 そうそう,このモデルは,ちょっと分厚い用紙を使うとこすれがでます。PM-G850ではこういうことがなかったので,かなり残念です。あと,印刷後の紙の反り方向が,PM-G850と違い,裏側が出っ張る方向で曲がります。

 インクの乾きも遅いので,要注意です。

 おすすめ度:**


PENTAX Q7

  PENTAX Q7は,特価が出ていたので買いました。しかもオーダーカラーです。オリーブドラブは,若い頃には嫌いな色でしたが,歳を取ると趣味が変わってくるものです。

 08との組み合わせを狙って買ったので,どちらかというと特殊なレンズで遊ぶとき専用のつもりだったのですが,実際買ってみると,もうこればっかりです。もしかするとD800よりも使用頻度が高いかもしれないくらいです。

 08が良く写るいいレンズであること,手に持った感じがしっくり来ること,1/1.7インチのセンサは,なんとか許容できるギリギリの性能を持っていること,そして動画が結構面白いことがあります。

 ぱっと手にとってうれしいのはQ7で,もっと評価されてもいいのになあと思います。

 おすすめ度:****


PS3

 PS4が売れているという話を聞き,今のSCEならPS3もさっさと収束しかねないと焦った私は,あわててPS3を買いました。250MBのモデルを買いましたが,直後に廃止されたので,買って良かったと思います。

 なにせ,ダウンロードコンテンツが使えないのがもったいなく,だからといって一度壊れたPS3をもう一度買うのもどうかと悩みました。でもまあ,これはこれで1つ買って置いてもよいでしょう。

 PS3を買い直したことで新しい発見があったのですが,PS2のソフトがアーカイブとしてダウンロード販売されており,PS3でかなり遊べるようになっているのです。

 いちいちPS3に移植して大変なこった,と思っていたのですが,ラインナップがどこか引っかかります。

 ギャラクシーフォースをダウンロードしたのですが,起動して思わずニヤニヤ。PS2のSEGA AGESと全く同じなのです。

 起動してからぱっと画面が切り替わり,まるでそこからはPS3がPS2になったようです。

 なったようです?いや,なったのですね,これは。

 どういうことかというと,PS2のエミュレータが動いているのではないかという話です。

 一時期,PS3でPS2のエミュレーションは可能かどうかがネットで議論されたときがありました。出来るという人は「CELLのパワーをなめんなよ」でしたし,不可能という人は「お前らバスの幅ってわかってるか」でした。

 私の立場は,出来るでした。これは理論値を計算し,十分可能という結論を得たからですが,待てど暮らせどPS2のエミュレータは発表されず,PS2を処分した私は目の前のPS2のソフトが死蔵されることに,いつしか焦りを感じていたのです。

 PS2のエミュレーションの事が,誰の頭からも消えていた今,私はその実物と再会した様な気分だったのですが,次の瞬間どうしてこの可能性を見落としていたのだろうと,悔しくなりました。

 エミュレータは,あるシステムを仮想的に構築するものです。原理的にはどんなソフトも動くはずですし,開発者はそれを目指すわけですが,現実は厳しく,エミュレーションではどうしても再現出来ないものがある以上,必ず非互換の部分は残ります。

 ゲームのような厳しい条件のものは特にそうで,PS2のエミュレータとしてリリースするなら,互換性検証も必要になります。

 そうした手間をかけて,そのエミュレータが商品になるかといえばならないわけですから,SCEがやりたくない気持ちもわかります。

 ならどうするか,特定のPS2のソフトと一緒に組み合わせて,PS2のソフトを簡単に移植する仕組みとして利用するのです。こうすれば,互換性検証は1つだけでよいですし,動くようにするための特別対応も,そのソフトの都合だけを考えていればよいことになります。

 しかも,そのPS2のソフトの一部としてお客さんは買ってくれるので,商品の一部として売ることが出来ます。

 かくして,技術論ではPS2エミュレータは可能だった,しかし経済論でエミュレータは不可能だった,が正解という事になりそうです。

 いや,本当にこれがPS2のエミュレータなのかどうか,知りませんよ。

 おすすめ度:**


CLIPHIT

 コルグの電子ドラムです。待ち望んだものがとうとう出た,と予約までして買いましたが,恥ずかしい話,全然使っていません。

 結局,何かを叩くという楽器ですから,叩くものを用意しないと成立しないわけで,それが用意出来るなら本物のドラムを買うよなという話です。

 ちょっと見方を変えて,打楽器のオモチャとして扱う事にすればいいのでしょうが,正直今の私にそんな時間的余裕はなかったりします,まあ,無駄遣いの真骨頂という感じでしょうか。

 おすすめ度:*


EWI4000SW

 昨年末に購入したウインドシンセです。

 買って分かったのは,案外簡単だという事,しかし実用的に演奏出来るレベルに達するにはかなりの練習量が必要になること,そして,これはアナログシンセに限りなく近いものだということです。

 PCMなら,フルートやサックス,トランペットなどをリアルに演奏出来たかも知れませんが,このモデルはアナログモデリングです。いわゆるEWIの音,いわゆるシンセリードしか出ません。

 いや,それはそれで全然よいのです。むしろその方が好ましいくらいです。ただ,使えるシーンは限られるかなという感じを持っています。

 MIDIで他の音源をならしてみれば,また違った面白さに気が付くかもしれません。

 いずれにせよ,時間がないことと,気分的な話(そう交通事故ですね)もあり,今はちょっと手に取る気になりません。

 おすすめ度:*


GreenFarm Cube

 水耕栽培にLED照明という「野菜工場」の小型版でブームになったGreen Farmのさらに小型版がこのCubeです。このことで実用性はかなりスポイルされ,成長する野菜を食べるということを楽しむマシンになりました。

 説明書では,30日もすると食べられるとあるのですが,うちは40日になるのに,まだ1cmほどの大きさにしかなっていません。

 すべて発芽したのに,枯れてしまったものが半分です。

 これは,やっぱり真冬の寒さが原因でしょう。可愛そうなことをしました。

 ということで,やっぱり生き物を相手にするときは気をつけないといけないという話です。

 おすすめ度:*


パーフェクトS 4.5L

 4.5Lの圧力鍋です。

 大型のものが欲しかったところに,安いものが見つかったことで買いましたが,実際使ってみると,これはこれで使いこなしが難しく,また別物だなあと感じました。

 シチューはじゃがいもが解けてしまい,マッシュポテトになりました。

 おでんもしかり。あまり美味しいものにならなかったのです。

 単純に量が作れるという理由で大きな圧力鍋を使うのは,ちょっと考えた方が良いのかもしれません。

 おすすめ度:***


Kaossilator2

 これも衝動買いですね。使っているかと言えば,全然です。

 面白いのは事実ですし,楽しいものではあるのですが,やっぱりこれも時間がないと手に取る気分にならないものです。そういう点では,CLIPHITやEWIと同じですね。

 はっと気が付くのは,楽器の演奏が仕事になったら,さぞ辛いだろうなということです。

 やはり,楽器はたしなむもの,本人が楽しいと思うためのものであって,無理をして向かい合うものではないんだなということです。

 おすすめ度:**

 とまあ,一気に書き殴ってみましたが,コンピュータとかガジェット関係の買い物がほとんどなくなっています。PC業界は不況なわけですが,その通りになっているなあと思いました。

 楽器関係はあれこれ手を出しましたが,これらはどうも,引っかかったなあという反省が先にきます。

 そうなると,カメラ関係なわけですが,これはちゃんとしたものを買えば,それなりの成果がついてくる即戦力ですから,まあ当たり前の話です。

 2015年は,より経済的に苦しくなるでしょう。そしてこの傾向は死ぬまで続くことでしょう。収入が増えない,むしろ減るのであれば,支出を減らすしかありません。

 明らかに無駄遣いと後で後悔することになるものは,その傾向がようやくつかめてきた気がします。2015年は実験の年。1年後に無駄遣いが減ったと,思えるようになっていたいと思います。

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