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RealForceのキートップ交換でUS配列に

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 私が現在愛用しているキーボードの1つに,東プレのRealForce(89U,テンキーレス)があります。

 おそらくもう20年は使っていると思いますが,相変わらずPCを使う時の相棒です。時々掃除をする程度ですが,故障がないのはもちろん感触の変化もそんなに感じません。

 仕事に使うキーボードを選ぶにあたって,どうしても静電形の感触が忘れられず,選んだのがRealForceでした。当時としては高価な2万円だったと思います。(ちなみに買ったのは今はなき秋葉原のクレバリーでした。合掌)

 静電形と言うことになると,HappyHackingKeyboardがもう1つの選択肢となるわけですが,これはコンパクトで格好良く,しかもUS配列ですのでかなり迷ったのですが,更に高価だったことに加えてカーソルキーなどの特殊キーは残しておきたかったこともあって,RealForceのテンキーなしになりました。

 ただ,当時のRealForceのテンキーなしモデルには,USキーボードの配列がなく(もともとなかったのかお店で扱ってなかっただけなのかわかりませんが,どっちにしてもそのとき選べなかったことは確かです),本当はUS配列が欲しかったのに,日本語配列でもどうにかなるだろうと,諦めてJISキーボードモデルを買ったのでした。

 20年も使うと,こんな風に黄ばんできます。キーの表面も減ってテカリが出てきています。なんやかんやで一番長く付き合っているのが,仕方なく選んだJISキーボードというのも,人生どうなるわからんもんです。

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 これまでにも書きましたが,USキーボードにはJISにはない特徴があり,慣れの問題とは言いながらも私はやっぱりUSキーボードの方がしっくりきます。

 括弧は()も[]も{}も,左右に並んでいるのがいいです。JISは[]と{}が上下なので面倒です。()もUSはJISに比べて1つ右にずれていますので,実はJISとUSで同じ指ではタイピング出来ませんし。

 ;と:をSHIFTで打ち分けるというのも心地よいですね。その点で言えば'と"も同じです。ああ,=と+も-と_も\と|も同様です。

 そして真打ち,@です。@など昔は出番のない記号だったのに,atと発音が同じという理由で今や引っ張りだこ。毎日のように使う記号だけに,さっとSHIFTを小指が押してから「ああこれはJISだった」とはっとすることも多く,やっぱりUSキーボードの方が楽だなあと思います。

 一方で,USキーボードにはRETURNが1段分の高さしかないことが私には不満で,JISのように大きな面積のキーでもいいと思っています。海外のマシンにもそういうキーボードは多かったですしね。

 なにより,JISはキーの数が多すぎます。そんなに使いません。日本語の変換にかんするキーが多すぎて,スペースバーが小さくなっています。これじゃスペースキーじゃないですか。スペースはバーであるべきなのです。

 しかし,Windowsはキーボードを切り替える機能がありません。macOSは差し込んだキーボードごとに配列を覚えておいてくれるのですが,Windowsにそんな気の利いたことを期待するのも間違っています。

 だから,PCはJISで,それ以外はUSでという棲み分けが私の中にはずっとありました。

 しかし,先日からUSキーボードを改めて使ってみると,やっぱり使い心地がよいのです。気になって調べてみると,今はJISとUSを一発で切り替えられるアプリケーションがフリーで存在することもわかりました(ULE4JISと言います。素晴らしいソフトをありがとうございます>作者の方)

 HappyHackingKeyboardProはさらに高価になり,今や3万円を越えるキーボードになってしまいました。そこで,RealForceを和洋折衷のキーボードにするべく,ちょっと改造を考えてみました。

 といっても大した事ではなく,HappyHackingKeyboardProのキートップを,RealForceに移植するだけです。ひらがなの刻印がなくなり格好良くなるだけではなく,@や;いったキートップもUSのものになります。

 そんなキートップを都合良く買えるのかというと,これが簡単に買えます。PFUの直販サイトで7000円弱です。昔は4000円ちょっとだったと思うのですが,これも値上がりしましたね,仕方がないことですが・・・

 RealForceとの互換性ですが,全く問題ありません。接続部分も大きさや厚みなども全く同じですので,交換可能です。

 ただ,特殊キーの一部やスペースバーについては大きさが異なるので,これは交換出来ません。あと,グレーの色合いが異なるので,特殊キーは交換前後で色が変わってしまいます。一般キーのホワイトは同じ色ですので問題ありません。

 ということで,交換作業をさくっと終わらせます。

 どうですか,交換後のキーボードは。

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 ・・・
 ・・・

 ・・・正直,あまり変わらないなあ。もっと格好良くなるかと思ったんですが,そうでもないですね。やっぱUSキーボードの格好良さは,Enterキーとスペースバーが「らしさ」を作るんでしょう。

 でも,使い心地は激変です。こっちの方が抜群に使いやすくて,自分はUS配列が体に染み込んでいるのだなあと思った次第。運転の上手な人は右ハンドルでも左ハンドルでも問題なく乗りこなしますが,私はそういう人ではないようです。

 残念なのは,まれにULE4JISがいつの間にかJIS配列に戻ってしまっていることがあり,再起動をしないといけなくなることでしょうか。なにがきっかけで戻ってしまうのかさえわかればいいのですが,これは注意しておかねばならないでしょう。

 そうそう,もう1つ大事な事を書き忘れていました。キートップを交換したら,キーの感触も改善し,まるで新品のような打ち心地になったのです。

 1つは表面がすり減って指先のツルツルした感じが元のようにザラザラになったことで,新品のような気分になったこと(キートップは新品ですから当たり前か),もう1つは,キーによっては音が静かになったことがあると思います。

 静かになる理由はわからないのですが,最近キートップの微妙な重さの違いや精度の違いが感触に大きく左右するのではという仮説を立てている私としては,すっと飲み込める現象です。

 まあ,それは気のせいかも知れないですが,キートップがすり減ったことを消耗した,あるいは劣化したと考えるならば,それを交換するのは正しいメンテナンスのあり方でしょう。20年も使えばそりゃすり減るものも無理はありません。

 キースイッチそのものが相変わらず元気というのはさすが東プレですが,本当は軸の部分などもメンテすると使い心地が甦るんだろうと思います。そこまでするかどうかは別として,すでに体の一部となったこのキーボード,黄ばみもすり減りも勲章として,今後も胸を張って使い続けていくんのでしょう。

 

T50RPmk4を買った

 いいヘッドフォンが欲しくて,ATH-M7PROXというモニターを,それこそ一生もののつもりで買ったのが高校生の時でした。

 というか,ATH-909か何かを試聴もせずに買ったはいいわ,自分の欲しい音と全然違って泣きくれていたところ,まさかの断線で音が出なくなり,初期不良でATH-M7PROXに交換してもらったという経緯があった経緯があって思い出深いのですが,正直そんなことはどうでも良くなるくらい,長く愛用したとても大切な1台です。

 結局10年以上,私の基準となった本当に良いヘッドフォンだったのですが,これも悲しいかな2000年頃にドライバの断線で音が出なくなり,泣く泣く廃棄しました。

 長年連れ添った嫁さんに先立たれた老人のように,ボロボロになりながら秋葉原を彷徨いましたが,M7の後継に当たるモデルは存在せず,チャラいM5しかありません。

 そんななか,無骨で不細工,しかもお安いモニターヘッドフォンが目に入り,買って帰ったのが初代T50RPでした。確か2004年頃です。

 効率が悪く音が小さく低音も出てこず,着け心地は悪く耳も頭頂部も痛くなると言う拷問のようなモニターでしたが,定位はしっかりしており,その解像度も素晴らしいものがありました。

 耳が慣れてくるとこのヘッドフォンでなければダメ,と言うところまでいってしまい,依頼私の基準はT50RPになりました。(当時の感激が艦長日誌に残っています)

 2016年,初代のイヤーパッドも何度か交換してきましたが,最大の弱点だった高音が出るようになったと耳にして,T50RPmk3nを買いました。これもなかなか良いヘッドフォンで,うちの基準器になりました。

 しかし,これも7年が経過したところでヘッドバンドがボロボロになり,一銭からい退くことになりました。イヤーパッドも何度か交換して使っていましたし,バランス入力対応に改造もしたのですが,やはり見た目は大事です。

 それで現在のうちの基準器は,ソニーのMDR-M1STなわけですが,巷の評判の悪さを私自身は実感せず,結構気に入って使っています。周波数レンジは十分に広く,解像度も悪くないのですが,空間の表現力が乏しく,平面的なところは「モニターだし」という変な言い訳で切り抜けている感じが否めませんが,楽器を演奏するときに使うヘッドフォンとしては悪くないので,何だかんだで手元にあるのは,こいつだったりします。

 ただ,これが楽しいかといえばそんなことは全然ないので,やはりT50RPだよなーと思っていたところ,まさかの新製品が出ると言うじゃありませんか。

 私はRPシリーズでもT50意外にはあまり興味はなく,あくまでT50RPの後継機が出たから興味を持ったに過ぎないのですが,見たところ欠点の1つだった装着性は大幅に改善されているようですし,買ってみることにしました。

 しかし,値上がりしましたねー。4万円近い値段です。初代が1万円を切っていて,mk3nが17000円弱,これが一気に38500円ですから倍以上です。いくら何でもと思うのですが,ヘッドフォンが全体的にインフレ状態で,物価の上昇以上に値上がりしている(高級化しているわけですね)現状では,やむなしという所でしょうか。

 どうせ買うなら予約して発売直後に手に入れようと,ヨドバシ.comが13%ポイント還元のうちに予約したT50RPmk4が,今日届きました。

 まだ聴き込んでいませんが,さっと第一印象から。

・見た目

 ごっつくなっています。イヤパッドはダンプカーのタイヤみたいで,大げさです。10年ちょっと前,こんな感じのヘッドフォンがソニーから出ましたが,その時は「重低音モデル」だったように思います。

 その見た目は音がキワモノだったから許されたのですが,今や正確を売り物にするモニターでさえもこんな見た目ですからね,私のような落ち着いたストイックなデザインが欲しい人は,なかなか難しい時代になりました。

 ただ,それも機能性から考えると正解で,T50RPシリーズの弱点の1つだった装着感の悪さは大きく改善し,普通のヘッドフォン並になりました。包み込むような優しいタッチのイヤーパッドは快適ですが,この遮音性の高さがセミオープンのT50RPシリーズにどういう影響を与えているのか,興味がわいてきます。

 ヘッドバンドも改良されていて,頭が痛くなることはなくなりました。とはいえ,素材がmk3nから大きく変わった感じはしないので,数年もするとボロボロになるんじゃないかと思います。

 mk3nは,オレンジのコードや白地の大きなロゴが目立つ派手なデザインで,これはこれで面白かったのですが,mk4では一転して地味なモノトーンになりました。おかげで左右がぱっと判別出来ない(これはジャックが左右についているからでもあるんですが)という弊害もあります。

 ハウジングのデザインも変わっているので,T50とわからない丸い感じが印象的ですが,これもまあいずれ慣れてくるでしょう。


・使い勝手

 さっきも書きましたが,ケーブルが左右どちらにも刺さるので,取り回しがかなり楽になるはずです。私は左から出す人ですが,時々右に出したいときもあるので,この工夫は拍手です。

 相変わらず重たいし,側圧も強めなのですが,これはこれでモニターしてるぞと言う気分もありますので,T50RPの個性として受け取っておきましょう。


・音

 肝心の音ですが,T50RPシリーズの弱点を確実に潰してきた音です。伸びる高音を,しっかり据わった低音で支えて,バランス良くモニター出来ます。RPでもここまで出るかと思うほど豊かな音だと思います。

 悪く言えば普通のヘッドフォン並の音になったと言っても良いので,感動は薄いのですが,それでいてRPの特徴である定位の良さ,解像度の高さ,そして空間再現性の高さは保っていますので,例えばMDR-M1STに比べて,聴いていて楽しく,そのくせ正確なモニタリングも出来るとあって,大変好感触です。

 もう1つ大事な事として,効率の改善があります。これまでのT50RPでは,インピーダンスが高く,音が小さい,アンプのゲインが足りないということが起きていました。

 しかしmk4ではかなり改善されており,ダイナミック型には及ばないものの,問題となるシーンは少ないと思います。効率の良さは元気の良さでもあります。前に出る音が手に入ったことは,T50RPの弱点を1つ克服したことになるでしょう。


・欠点

 なんでこうなった,という欠点の1つが,本体側のジャックのアサインです。MDR-1Aタイプと異なるアサインになっているので,バランスケーブルを流用しようと思っている人は要注意です。

 付属のケーブルはもちろん,MDR-1Aのアンバランスケーブルなら問題ないのですが,こういうことになるとケーブルの選択肢が限られてくる上,同じ形状でも互換性のないケーブルが溜まってくるので,勘弁して欲しいなあと思います。

 いろいろ考えたのですが,これはもう本体を改造して,MDR-1Aタイプにするしかないと結論しました。改造は簡単ですので,買ったばかりの新品を改造することに抵抗がなければ,やってもいいかと思います。改造法は後日。


・まとめ

 T50RPの弱点は確実に解消されていますが,見方を変えれば「普通のヘッドフォン」になってきたといういことでもあります。良くも悪くも個性が薄くなったと言えます。

 価格も4万円,実売で35000円程度と高額になりましたし,積極的にT50RPmk4を選ぶ理由は減ったと個人的には思います。

 もちろん,位相特性や定位,空間再現性は素晴らしいですが,この値段なら他にもいいものはいくらでもあります。

 ゆえに,万人にお奨めするようなヘッドフォンではなくなりましたが,それでも他と肩を並べたことには違いなく,一度は検討しなければならないモデルになったことは間違いないでしょう。

 それにしてもごっつくなったなぁ(見た目も値段も)

 

4599円でメカニカルスイッチのキーボード(しかもワイヤレス)

  • 2024/06/02 17:23
  • カテゴリー:散財


 先日始まったAmazonのセールで,綿r悪しいキーボードを買いました。「MAGIC-REFINER K68ワイヤレスキーボード」というものです。お値段はなんと4599円。

 メカニカルスイッチですよ,ワイヤレスですよ,しかも最近流行のコンパクトキーボードですよ。それでこの値段です。何かウラがあるに違いありません。それでも昨年の11月頃だと3300円だったというから,随分値上がりしているんですよね。

 もともとBluetoothで繋がるキーボードが欲しいと思っていた私は,早速買ってみました。結論から言うと,この値段でもウソだろうと思うほど,良い品物でした。

 私が買ったのは赤軸で色はスペースグレーです。配列はUS配列しかないのですが,私は最近,USでも日本語でもどっちでも問題なく使えることがわかったのでこだわりはありません。

 オリジナルのキーは,赤軸の割には静かで,なかなか滑らかな動きをします。スペースやENTERなどの細長いキーはグリスがたっぷり塗られているので,しっとりと静かです。ただ明らかに塗りすぎだと思います。

 買って分かった事ですが,キーがなんと2色成形です。つまり文字は印刷ではなく,成型で津倉得ているので消えないのです。昔のお金のかかったキーボードはほとんどこれだったのですが,最近はレーザーによる印刷なら良い方で,単なる塗装だったりすると簡単に剥げてしまいます。

 デザイン上有利なのは塗装ですが,私は成型による太く見やすい文字も大好きで,こんなお金のかかるキートップを使ってこの値段と言うだけで感激しました。厳しい事を言えば,スペースキーのような大きなものになると,成形時の樹脂の回り込みが上手くコントロール出来ていないので,ムラのような物(ヒケ)が目立ちます。日本のメーカーならアウトでしょう。

 大きさもコンパクト,デザインも機能重視の無駄を省いたデザインで,私は気に入りました。少々重さが足りない気もしますが,フレームはアルミですので剛性感は案外あります。

 配列は無理をしない綺麗な胃配列で,InseretをFn併用とは言え省略しないあたりはうれしい配所です。カーソルキーも素直な配列なので迷うことはありません。あと,US配列なのでESCキーの位置も全く問題ありません。うーん,まるで私のために作られたようなキーボードだなあ。

 しかし,今どきのキーボードにしては,配列の入れ替えが全く出来ないというストイックさ。せめてCapsLockとCtrlの入れ替えくらいはなんとかして欲しかったところです。macOSでは一部のキーバインドを変更出来るので問題はほとんど発生しないので,割り切ってしまうしかないかもしれません。

 それはさておき,使い勝手ですが,Bluetoothでは2台,専用の2.4GHzのドングルで1台の合計3台を切り替え使うことができます。この辺も今どきです。単4の電池2本で半年使えるというのですから,消費電力についてはほとんど気にしなくてもいいレベルだと思います。

 残念ながら,高さを可変できる足がありません。もともと分厚いキーボードで,手首を浮かせるのがしんどい人には厳しいでしょう。しかも傾斜を変えることが出来ないので,真上から打ち込むことになれていないとしんどいかも知れません。

 しかし,それはそれで慣れの問題かも知れません。しばらく使ってみてわかったのですが,日本語のキーボードと違ってENTERキーが細長いせいで,斜めから打つと他のキーも一緒に押してしまいます。試しに真上から打つと面白いようにENTERキーが入ってくれます。

 確かにキーボードは体の一部だと思いますが,あまり条件を厳しくして使えるキーボードの範囲を狭めてしまうと,それはそれで窮屈です,想定された使い方に慣れることで,快適に使えるようになるなら好都合な場合もあると思います。

 さて,レビューを見ていると,耐久性が今ひとつという事です。これはもうキースイッチの耐久性の問題でしょう。このあたりが安い物と高いものとの差になるんだと思いますが,幸いにしてうちにはCherryMXの赤軸が70個ほどあります。先日ここにも書きましたが,CherryMX2Aに常用のキーボードのスイッチを交換した時に外した物です。

 せっかくですから,これに交換しましょう。

 このキーボードはキースイッチを交換出来るようにしてあります。スイッチのピンをハンダ付けではなくソケット式にしてあるということで,専用の引き抜き工具が付属しています。

 試しに1つ引き抜いてみたのですが,これがなかなか難しいです。力がいるだけではなく,がっちり引っかかっている感じがして,壊れそうです。68個のスイッチを外すのはかなり大変で,実際私は指を切ってしまいました。

 CherryMXは外し品で,いくら綺麗にハンダを取ってあると言ってもハンダの分だけ厚みが増しています。これだけソケットが¥きついのだとすると,外し品を差し込むのはかなり難しいでしょうし,下手をすればスイッチの足を折ったり,曲がったりするかも知れません。

 苦労しつつなんとか全部のキースイッチを外し,CherryMXを差し込みます。予想通りすんなり差し込むことが出来ませんし,頑張って押し込んでも基板がたわんでしまうのできちんと奥まで差し込めずに浮いてしまいます。

 結局分解して基板を取り出し,グイグイ押し込む事になりました。

 キートップをはめ込んでテストを行いますが,あろうことか7とPとカーソルの左が入りません。いやー,こういうミスは怖いんですよ。もう一度分解して基板を取り出し,キースイッチを外してみますが,やはりピンが曲がったりしていました。1つはピンがめり込んで短くなっていました。

 予備のスイッチに交換して全部動くようになり,今この文章を書いているのですが,なかなか気持ちよく書けます。CherryMXに交換することで音が軽くなり,大きくなりました。好みとしては交換前の方が良かったように思いますが,これはこれで信頼性の証だと思って受け入れましょう。

 これで新しいキーボードの使い勝手は定まったわけですが,気になるのはめり込んだキースイッチです。テスターで壊れていないか確かめたのですが,壊れていました。押しても導通がありません。

 分解したところ,ピンがめり込んでしまい,バネが曲がったままになり,ずっと非道通の状態に固定されていました。正常だとバネが接点を押して導通状態になっているものを,キーのスライダーが押し込んで接点が離れた状態になっています。キーが押されるとスライダが沈み込んで,接点が開放されて導通するという仕組みです。

 一度曲がった接点をピンごと抜取り,ピンセットでバネの形を整えて組み立て直し,元通りになりました。

 考えたのは,ここまで明らかな破損が起きるほどではないにせよ,ピンが押し込まれている物は出ているだろうと思われる事で,それってスイッチにストレスをかけ続けていることになりますから,いずれ壊れることでしょう。

 それに,しっかり固定されないという問題も残ります。やはりハンダ付けが一番かなと思いました。もし,次にキーを交換することがあれば,ソケットを外してピント直接ハンダ付けしようと思います。

 ということで,安いので少々のことには目を瞑り,小型で必要十分な機能を上手くまとめたこのキーボードは,価格の安さで最初の一台の候補となるでしょう。言い時代になった物だと思います。

 確かに,よく見るとキートップの文字の高さが違っていたりして,デコボコと不細工なところもありますが,キーボードの文字を一々見て打ち込むわけではありませんし,少し前の中国製(企画も設計も全部中国でという意味です)では考えられないようなクオリティです。

 キースイッチは交換が必要になるかも知れませんが,私はむしろそういう割り切りの結果のこの価格なら大したものだと思いました。

 仕事で使うキーボードはCherryMX2Aに交換したキーボードを使いますし,MacBookは実はキーボードが結構使いやすいのでわざわざ外部キーボードを使おうとは思いませんが,例えばiPadとか,先々MacMiniを買った時とか,Bluetoothのキーボードが欲しい時は結構あるものなので,そういうときに妥協しないキーボードとして,便利に使おうと思います。

 いやしかし,安いのに言い買い物をしたと喜んでいたら,半年前はもっと安かったなんて,とんでもないなあ。

ANKER POWER BANK (10000mAh,22.5W)を買った

  • 2024/05/17 12:02
  • カテゴリー:散財

 先日,いつものようにネットを彷徨っておりますと,ANKERが新しいモバイルバッテリーを出すとの話が目にとまりました。

 ANKER POWER BANK (10000mAh,22.5W)というものです。お値段は初回限定で2790円。

 折も折,2つあったモバイルバッテリーを処分した所だったので,このニュースが引っかかったのでしょう。

 モバイルバッテリーは最近,知ってる人が便利に使っている物から,ガジェット好きではない人や学生にもよく知られるようになってきていて,もはや必需品とさえ扱われるようになったと思います。

 それこそガラケーの時代にはキワモノとして扱われていたように記憶しています(エネループブランドで出ていた事を覚えている年寄りも多いことでしょう)が,さすがに最近のスマホの高機能化とそれに伴う消費電力の増大,そしてまさかに電池切れに「まあいいか」で済ませることの出来ないほど社会生活にがっちり組み込まれたインフラの入り口の機能停止に,どれほどの人が怯えているかという話でしょう。

 とはいえそのモバイルバッテリーですが,処分に困るという話も最近は注目されています。こういうことに注目が集まるようになることを私はとても良いことだと思うのですが,それは簡単に捨てることができないという,小さく持ち運びに適した形でまとまった筐体の中身のほぼすべてがリチウムイオン電池という,冷静に考えると恐ろしい現実があるからに他なりません。

 もちろん有害物質の問題もありますが,本質的には高いエネルギーのかたまりであることに危険性があるわけで,そんな物騒な物を手軽に個人レベルで処分する方法など,そんなにある訳がありません。

 もちろん,ちゃんとしたメーカーなら処分も引き受けてくれると思いますが,安いことをウリにするような会社の物だと,売りっぱなしで放置です。リサイクルどうのとか環境がどうのとかSDGsがどうのという高尚なことに興味がない人でも,危険物を何十年も持っておくのはやっぱり怖いでしょう。

 そこで,回収という商品の最後まできちんと見てくれる会社の製品を買うことが必須になるわけです。安いには安いなりの理屈があり,それがこの回収や処分にかかるお金,だという事です。

 かくいう私も,かつて持っていた2つのモバイルバッテリーは中国製の訳のわからんものでした。使用頻度は低く,ほとんど使う事のない保険のような物でしたが,10年をこえると危険になるという判断で,先日処分したわけです。

 当然処分には困るわけで,結局私は分解し,セルだけきちんとした処分ルートで廃棄したわけですが,これがなかなか手間で面倒です。このルートもいつまでもあるとは限りませんし,やっぱり捨てるときのことを考えないとダメだなあと思った一件でした。

 そこへくると,ANKERというメーカーは(今のところは)処分まで考えてくれているメーカーで,しかも良心的です。さすがに送料は元払いですが,それ以外については自社製品なら正規品であってもなくても,古くても壊れていても引き取ってくれます。

 こういうとき,あれこれと条件を付けたりされると「結局引き取りたくないんとちゃうのん」と思ってしまうので,ANKERのこの消費者に知解できる簡単な条件というのは,実にうれしいわけです。

 そんなわけで,もしモバイルバッテリーを次に買うことがあったらANKERのものにしようと思っていた所に,新製品の話です。

 なになに,10000mAh,22.5W・・・今どきのモバイルバッテリーってすごいですね。セルの電圧が3.7Vとして10000mAhってことは37Whですか。40W近いエネルギーをこんな小さいところに押し込んで大丈夫なんやろか?

 一時期よく見られた2.5インチのHDDを使ったポータブルHDDと同じような大きさで,この容量ですから大したものです。それに容量を数字で教えてくれるディスプレイもなかなか格好いいですし,なにより便利です。

 私はストラップは邪魔で,取り回しが面倒なので外す人ですが,この製品のストラップはそうもいきません。なんとまあ,USBケーブルになっています。

 これ,誰もが一度は考える事なんですが,耐久性やら安全性やらで結局諦める小学生的なアイデアですよ。それをこうして実現するというのは,なかなか大したものだと私は感動しました。

 それで価格は2750円。ちょうどamazonの期間限定ポイントがこのくらい余っていたので,この際だからと買うことにしました。

 災害が起きたときや,そこまで行かずとも停電が起きたときなんかに私自身も助けられるでしょうし,うっかりスマホの充電を忘れてパニックになっている娘にさっと差し出してあげれば,父親としての株もうなぎ登りというもの。うしし。

 発売予定だと思っていたものが,なんと翌日届くというのもすごい。日本一高い山の名前を頂くカメラメーカーに見習ってもらいたいです。

 さて,届いたモバイルバッテリーですが,私がかつて持っていた物とほぼ同じ大きさでありながら,容量は倍以上,同時に3台まで充電出来てみんなで仲良く充電出来たり,出力電圧も5Vだけではなく9Vや10Vまで対応したりと,なかなかの機能性です。

 また,充電も9V/2.22Aを突っ込めるので,空っぽからでも1時間半ほどで充電出来る計算です。これもすごい。最長2年の保証というのも,なかなか。

 最近日本のメーカーは余裕がないので,消費者がうれしいと思うことはなかなか出来ず,むしろ消費者を軽く見るような言動にがっかりさせられることが多いです。その一方で,中国や台湾,韓国のメーカーは日本のメーカーがかつてやっていたようなことばかりでなく,その上を行くようなことをやってくれるようになりました。

 私が日本人でなければ,日本の会社のことなどもう頭から消えていると思います。

 ということで,久々に良い買い物をしたと思います。これで外出前にスマホの電池が切れていることへの恐怖から解放されます。

 ・・・そもそも,外に出るのが嫌いな私が,そんなシーンに出くわすものか?

RPi5とLakka5.0でうちのすべてのゲームを集めたマシンを

 RaspberryPi5がリリースされたのが昨年の秋,日本でもようやく普通に買えるようになってきました。

 私はRaspberryPiで高尚なことはなにもせず,Lakkaを入れてゲームマシンにすることで,その進化具合を味わうことにしていました。RPi3でガクガクしていたゲームがRPi4ではスムーズに動きゲームを堪能出来ると,そんな感じです。

 同じ話はGPiCaseにもあって,RPiZeroWだったものをRPiZero2Wに入れ換えて,あの小さな画面でアーケードゲームがグリグリ動く事に感激していました。

 そしてとうとうRPi5の登場です。数年前のノートPCくらいのパワーがあると言われているRPi5,どれくらい快適にゲームが出来るようになったのか楽しみにして,今年2月にいの一番に4GBモデルを購入しました。

 ところが,LakkaがRPi5にまだ対応していないことが発覚,安定版が出るまで待とうと放置していたら知らぬ間に正式版がLakka5.0と同時に4月末にリリースされていました。これはこのGWの仕事になるなと,ケースなどをぼちぼち集めて用意していました。

 果たしてGWがやってきて,死蔵していたRPi5をケースに組み込みテスト。問題ないことを確かめたら128GBのmicroSDにLakkaを入れて起動を試みますが,残念な事に起動しません。

 初回起動時にストレージを拡張する作業が入るのですが,どうもこれが走らないようです。詳しいことはわかりませんが,こういう問題はすぐに解決するだろうと数日待つも,全然解決しそうにありません。

 仕方がないのでnightly buildを試してみるとあら不思議,ちゃんと起動するではありませんか。この状態でアップデートをかけると正式な最新版になってくれるので,これで先に進めることにします。

 RPi4のLAKK4.3も起動して,ここからROMのデータをコピーします。RPi4もRPi5もGbitのEtherなので速くて助かります。

 ROMのコピーが終わったら早速評価に移ります。さっと確かめると,やはりパワーが上がっており,これまで苦しかったゲームがヌルヌル動き,もはや私が楽しんでいたゲームは全く問題なく遊べるようになっていました。

 ここでトラブル発生。画面が出なくなってしまいました。RPi5はRPi4と同じで,MicroHDMIで繋ぐのですが,私は変換コネクタを介してHDMIで繋いでいました。

 不思議なことに,RPi5は全く表示がでなくなりましたし,RPi4ではVGAでしか表示されなくなりました。このおかしな動作に半日悩んだのですが,もしかしてと変換コネクタを見ると,ピンが曲がっていました。

 こんなことってあるんですね,曲がったピンをピンセットで無理矢理伸ばして整形したところ,RPI5もRPI4も正常に表示されるようになりました。

 あわててamazonでMicroHDMIのケーブルを調達してこの問題は解決。

 さあこれでRPiのゲームマシン化はおしまいかなと思ったところで,ふと思ったのは,もしかしたらSegaSaturnやPlaystationも十分な速度で遊べるようになっているんじゃないかということです。

 手持ちのソフトをリッピングして試してみると,まったく問題なく遊べます。もう実機が壊れても構わないレベルです。

 さらに欲が出た私はDreamcastも試しましたが,こちらも全く問題なし。これで私の手持ちのSS,PS,DCのゲームが遊べるようになりました。素晴らしい。

 時間はかかりましたがリッピング,そして.chdに圧縮して転送,動作テストを行って,私は20年前に買った多くのゲームをまた遊ぶ機会に恵まれたのでした。

 さらにPlaystation2も遊びたいなと思って頑張りましたが,残念ながらこれは全く動作しません。起動すらしないのでもともとダメなのか,私の設定がまずいかなにかだと思います。全く動かないという報告を他でも見たので,ここは慌てないで時間が解決するのを待つことにしましょう。

 私がテストプレイと言いながら結構真面目にSegaSaturnのゲームで遊んでいると,中学生になったばかりの娘が興味深そうにやってきました。

 ダイナマイト刑事をみて,あまりの画像の悪さに文句の1つでも言うかなと思っていたらそうでもなく,ゲラゲラ笑ってみています。そう,ゲームの面白さというのが,グラフィックの良し悪しではないのです。

 あくまでグラフィックは脳への入力情報に過ぎず,我々が体験するゲームとはそこから保管されたイメージです。つまり,ゲームそのものがしっかり作られていて,見劣りするのがグラフィックだけならば,そんなものは人間の豊かな想像力によって,いかようにもなるということです。

 同じ事は,一世代前のゲームやパソコンに対して常に言われたことでした。モノクロのマシンに対しても,スプライトがないキャラクタベースのマシンに対しても,色数の少ないマシンに対しても,ポリゴンが出せないマシンに対しても・・・

 楽しさの本質は,画面の派手さではありません。楽しい物は時を超えて楽しいんだなとつくづく思いました。

 ぱずるだまって,こんなに難しかったかなあ・・・

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