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カテゴリー「散財」の検索結果は以下のとおりです。

SB-400を買いました

  • 2008/09/12 13:10
  • カテゴリー:散財

 先週の土曜日,久しぶりに秋葉原に出かけ,次期真空管アンプの部品を買ってきました。大きなスケールの音が欲しいので,EL34プッシュプルで,50W+50Wを狙おうと思っています。

 で,秋葉原が億劫になっている私としては,せっかく意を決して行くんですから,なにか他に必要なものも買っておこうと考え,小型のストロボを買うことにしたのです。

 高校の頃から親しくしている友人がいよいよ(とうとう)結婚することになり,11月に招待されています。私を含め高校時代の友人4名で,今でもメールを回しているのですが,ここでちゃんとしたカメラを持っていくよ,と宣言した手前,あんまりちゃちな機材では申し訳ない気がして,D2Hを持っていくことに決めました。しかし問題はストロボです。

 社外品ですが,サンパックのPZ5000AF(ガイドナンバー54)を2年ほど前に中古で手に入れていますが,F5の世代のストロボですから,D2Hでは満足な調光が出来るとは思えません。最悪外部調光で使いこなせるとは思いますが,ニコンのストロボの調光は業界トップの実力と評価されていて,ニコンに限って言えば最新のストロボをボディと一緒に買うことがおすすめ,という話はよく耳にします。

 また,最近は特に複雑な制御を行う関係で,ストロボは純正に限る,というのも良く聞く話です。確かに,ストロボの撮影をしたいという理由でニコンを選ぶ人がいたりしますし,ニコンもかなり積極的にストロボ撮影の能力の高さをアピールしています。こんなメーカーも珍しいですね。

 ですが,やっぱり高いんです,純正は。それに持ち歩くには大きいです。SB-600でも単三4本ですから,電池だけでも重いしかさばります。

 そうすると社外品かなあと思っていたところへ,サンパックからRD2000というストロボがちょうど出たとのこと。小型でお値段も安く,ニコンの最新の調光方式i-TTLにも対応と,私の今のニーズにぴったりです。

 いろいろ考えてアキバのヨドバシカメラに向かったのですが,冷静に考えると純正でもSB-400が似たような値段であったはずです。やや大きいと思っていたのですが,実物を見ると想像よりも小さくて,好印象です。

 一気に分が悪くなったRD2000ですが,店頭には出ておらず,ガラスケースに在庫が2台ほど置かれているだけです。

 最初の店員さんに声をかけると,自分はニコンの人間なので,他社さんのことはわからんと,逃げようとします。それなら誰が知っているのか,とバトンタッチを期待したのですが,他の店員に聞いてくれとそのままピューと去っていきました。少し待ってみましたが,私から遠ざかってふらふらしています。逃がしてしまいました。

 ヘルパーさんだと思いますが,こういうのを売り場に出すのは,混み合った売り場では邪魔になるだけなんだけどな,と思いつつ,別の店員さんに声をかけます。

 なかなか気のよさそうな方だったのですが,事情を話すとSB-400を薦められました。やはりニコンなら純正品がよいですよ,と。RD2000が気になるというと,展示が出ていないので,在庫を出してみましょうか,という話になりました。

 実物を見せてもらうと,想像以上に大きいという印象を持ったことと,大した特徴もないものだとわかり,1000円安いだけで非純正品を買う理由が見あたらず,あっさりとSB-400にすることにしました。

 わざわざ箱から出してもらったことに感謝し,なかなか的確に商品のアドバイスをしてくれた店員さんに,(最初の人がひどかっただけに)非常に良い印象をもちました。プロですね。私の接客中に,近くに来た若手の店員のために,レジのバーコードリーダーをさりげなく彼の近くにさっと置いたあたり,なかなかよく気が付く人だと思いました。

 さて,家に帰って早速テストです。

 スピードライト(ニコンではストロボはスピードライトと言います。純正品を買ったわけですから,以後スピードライトと書きます)が小さくて,一方のD2Hは巨大なため,アンバランスなことこの上ないのですが,逆に言うとそれほどスピードライトを意識しなくて済むということでもあるので,なかなか好ましいことです。

 単三2本ですので軽いですし,電源スイッチしかない操作部は気分的にも楽です。

 撮影を始めてみますが,確かに調光は素晴らしい。白飛びもなく,黒くつぶれることもありません。色もさすがにホワイトバランスと連携するだけに自然です。

 ただ,シャッタースピードが上がりません。おかしい,普通はシンクロ速度で固定されるはずなのに・・・

 調べて見ると,D2Hの設定の問題らしいです。シンクロ速度の上限を下げてあったためで,ここを1/250にしておけば周りが明るい場合,D2Hの限界である1/250までシャッタースピードが上がってくれます。

 うーん,D2HはFPシンクロが可能な機種のはず。1/8000まで全速同調じゃなかったかなあと思って調べると,これはSB-900,800,600の機能で,SB-400にはないんだそうです。

 でもまあ,SB-600とは価格差もあるし,大きいので私は最初から論外でしたから,これはそれほど惜しくはありません。1/250まで同調することで十分と言えますし,スローシンクロや後幕シンクロにも完全に対応し,精度の高いi-TTLがなにも気にせず使えるというのはありがたいくらいです。

 もう1つ,SB-400は外部調光が出来ません。受光素子がなく,TTLでしか調光できないのですが,ディジタルカメラ用ですので,フィルム面の反射を測定するわけにもいかず,それでプリ発光を行う仕様です。

 つまり,すでにスピードライトはボディのマイコンと通信をし,あたかもボディの一部として動作することが前提になっているのですね。社外品だと精度が落ちるというのも,わかる話です。

 かくして,SB-400はうちではD2H以外には全く使えないスピードライトとして戦力に加わることになりましたが,その代わりD2Hとの組み合わせでは文句なしです。面白いほど調光が決まります。

 少し大きな部屋だとバウンズには光量が足りない可能性もありますが,普通の部屋なら十分でしょう。

 露出がはまれば,ぎょっとするような高画質を吐き出すこともあるD2Hですが,実はスピードライトを常用することで,より確実な写真が撮影できるようになるのではないかと,そんな風に思いました。

 邪魔にならないくせに,あるのとないのとでは雲泥の差があるSB-400。値段も安いので,内蔵スピードライトにいまいちな印象を持っている方は,一度試してみる価値があると思います。もちろんスピードライトが内蔵されていない機種を持っている方も,あまり見栄を張らずに,素直にその恩恵にあずかりましょう。

VAIO U に40GBをおごる

  • 2008/07/18 17:13
  • カテゴリー:散財

 かつて使っていたPC110の次世代版として,VAIO Uを手に入れた時は,ワクワクしたものでした。実際にはその遅さに耐えられなくなり,生活マシンとして使うことを断念することになるのですが,昨今話題のミニノートPCを見ていると,どうもその頃を思い出してしまっていけません。

 当時の超小型ノートPCは,小さいということが最大の付加価値であり,そのために効果であることは許されていました。といいますか,許せるような人だけが買っていたということでしょうか。

 最近のミニノートPCは,小さいけども安い,がそれまでと違うということらしく,その点で言えば尖った小ささもなければ,尖った安さもないということで,私の目には中途半端に映ってしまい,どうも欲しいという気がおきません。

 そんななか,心配事が1つ。VAIO U内蔵のHDDは,一度壊れています。正確には壊したのですが,初期状態は20GBの東芝の2.5inch,9.5mm厚のものが搭載されていました。

 壊れたときにはすでに生活マシンから引退していたのでしばらくそのまま不動状態でほっといたわけですが,もったいないので余剰の20GBを入れて使っていました。しかし20GBでは厳しいです。先日XPのSP3を当てようとしたら,容量不足でダメだと言われてしまいました。

 しかし,この東芝のドライブはすでに生産が中止になり,もともと入手が難しかったこのドライブの入手は絶望的になりつつあります。

 そんなおり,偶然通販で見つけたのが,メーカー修理品ということで出ていた,9.5mm厚の40GB。価格は7000円ほどです。同じ価格でもうヒトケタ上の容量のHDDが手に入る昨今,馬鹿馬鹿しい気持ちもあったのですが,この機を逃すともう二度と買えなくなると言う焦りから,買うことにしました。

 届いてからさくっと確認。問題なしです。これをUSBで繋ぐケースに入れ,VAIO UからNortonGhostでクローンを作ります。なんかあれですってね,最新のGhostはクローンを作る機能がなくなったんですってね,そんなソフト,誰が買うのかなと思いますね。

 それはともかく,VAIO UのUSBは1.1ですので,作業終了には長時間かかると覚悟をしていました。実際に20GBのクローンにかかった時間は2時間ちょっと。予想よりも早いなと言う感じです。

 VAIO Uをバラすなんて久々です。でも慣れてますね。さくっとばらしてHDDを交換します。仮組みで起動することを確かめ,終わったらきちんと組み直します。

 改めて起動すると,ちゃんと40GBになってます。あっけないものです。

 速度も音もなにも変わらず,ただ容量が倍になっただけという変化ですから,別に珍しい物もなく,体感上訴えて来るものもありません。静かにVAIO Uは電源を落とされて眠りについてしまいました。

 おそらく,VAIO Uに投資をするのはこれが最後になるでしょう。一応XPが動いているマシンですので,私が辛抱しさえすれば現役で使えるマシンです。滅多に使うことはありませんが,これでなくてはいけない状況というもの度々あり,もう少し頑張ってもらおうと思います。

フィーダーアンテナは使い物になりません

  • 2008/07/14 15:46
  • カテゴリー:散財

 先週の金曜日,会社の帰りに公正取引委員会から怒られた労働者の敵である某量販店に出向き,フィーダーアンテナを買ってきました。大して期待していなかったのですが,ソニーとビクターのアンテナは定番商品なので,さすがにこれは在庫があります。

 冷静に考えてみると,この店の近所にあるハードオフには,きっと中古品が100円で売られていたと思われるので,結果から言うととてももったいないことをしました。

 フィーダーアンテナは300Ω,対してFMチューナーは75Ωのインピーダンスなので,厳密には変換が必要です。しかし,今時「バラン」なんぞ売ってるもんなのか,と探してみれば,75ΩのF型コネクタのケースの中にバランを仕込んだ75Ωと300Ω両対応のものが売られていました。いやー,昔のテレビに付属していたコネクタは全部これだったんですけどね。

 価格は結構します。500円近くです。アンテナが500円ですので,両方で1000円。絶妙な値段ですね,これは。

 家に戻ってきて試してみます。結果は,全然だめ。

 ここまでだめとは思いませんでした。あまりに使えないので,ゴミ箱からアンテナの入っていたケースを探し出して,元通りしまい込んだほどです。

 まず,ろくに感度が取れません。TVアンテナからの分岐ならS5ですが,フィーダーアンテナだとS4かS3くらいです。普通の受信ならこんなもんでもいいという人がいるかも知れませんが,ヘッドフォンをして聞けばその雑音の凄さに我慢できなくなるはずです。

 マルチパスも取れず,NHK-FMのひずみも残っています。はっきりいって,なにもいいところがありません。しばらく壁に貼り付けたり,向きを変えたりして頑張ってみましたが,ちっとも良くならないので諦めました。無駄な投資でした。

 しかし,そうなると他の手を考えるしかありません。

 某量販店のアンテナ売り場を見てると,さすがに地デジで盛り上がっている昨今,主流はUHFアンテナです。テレビ用のVHFアンテナも少しだけありました。FM用を探してみると,1素子と3素子があったように思います。

 ・・・ん,2素子がない。1素子というのはダイポールで,フィーダーアンテナに防水加工を行っただけの屋外用ですから,これを使っても意味がありません。指向性とゲインを持つのは3素子以上ですが,大体2m四方くらいの大きさがあるアンテナですから,アパート住まいには厳しいですね。

 そこで2素子です。2素子のFMアンテナは位相給電型というそうで,3素子以上の八木アンテナとは原理的に異なり,ゲインは持たないが指向性はあるという,ちょっと馴染みのないアンテナです。

 少しV字に反っている形状からトンボと呼ばれることもあるそうですが,小降りですし,なんと言っても素子数が少ない分だけ軽く,ベランダや天井に取り付けられるものもあるとのこと。

 今回は,マルチパスを防止したいので,指向性があることが重要です。その点から言うとこの2素子は試してみる価値があるわけですが,あいにくこの量販店には売っていませんでした。毎度毎度ですがここは本当に使えません。

 手元に品物がないのですから,逆になぜテレビのアンテナではダメなのかを少し検討してみます。「MMANA」というアンテナのシミュレータを使って,アンテナの指向性を見てみます。

 通常のVHF用のテレビアンテナを想定して,FM放送の周波数帯を計算すると,実に面白いことが分かります。

 テレビの1chにあたる108MHzではちゃんと前方に指向性があるのですが,周波数が下がるに従い前後の指向性の差がなくなり,80MHz以下では後方に指向性が出てきます。82MHz付近ではまるでダイポールのような特性です。

 これではビルなんかで複雑に反射した電波を除去できず,マルチパスを起こすことは無理もないです。また想像以上に周波数に依存することも分かったので,偶然NHK-FMでマルチパスが顕在化することも可能性として理解できます。

 これを防ぐにはやはり指向性のあるアンテナをちゃんと用意するしかないでしょう。電車に乗ってアンテナを買いに行くのもよし,通販で買うのもよしですが,私の背丈を超える大きさの買い物ですから,ちょっと躊躇します。

 ちょっと考えたのですが,光ファイバーやケーブルTVの一般化で,通常のテレビ放送もアンテナを使わないケースが珍しくなくなってきました。少なくとも地デジに切り替わる2011年には,大きなVHFのテレビアンテナはこの世の中から消えてなくなります。

 屋根の上に林立した大きなVHFアンテナは,昭和の風景になってしまうのでしょうか。

英語キーボードで心も体もスッキリ

  • 2008/06/25 13:26
  • カテゴリー:散財

ファイル 201-1.jpg

 
 MacBook Proですが,英語キーボードに交換しました。先週末に無事アメリカから手元に届き,早速交換作業です。

 その前に,届くまでの物流に感心しました。以前海外のお店で買い物をした際,なにかと時間がかかったりしたものですが,時間的な事以上に現在のステータスが随時確認出来るようになっているんですね。

 日通航空で配達されるのですが,WEB上で確認できます。しかも,

日付
6 月 13 日
出発・到着
LOS ANGELES =>
NARITA

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念願のMacBook Proを買いました

  • 2008/06/13 14:06
  • カテゴリー:散財

ファイル 200-1.jpg

 念願のMacBook Proを買いました。MB134J,通称竹と呼ばれているモデルです。スペックなどもはや意味もないのですが,45nm世代のCore2Duoの2.5GHzで2次キャッシュは6MB,メモリは667MHzで2GByteを標準装備,HDDはSATAの2.5インチ,5400rpmで250GByteです。標準価格は約30万円です。

 いやー,高い買い物でした。私も大概パソコンは昔から触ってきた人ですが,20万円を越えるマシンを買ったのは今回初めてです。ということは,これまでで一番高いパソコンを買ったことになります。

 ただ,言い訳するとこのMacBookProは,買い足す物がなにもありません。かつてはマシンを買うと同時にメモリを買い足す必要がありましたし,無線LANもオプションだったりしましたから,本体価格にプラス数万円を見込む必要がありました。

 しかし,最近のマシンはもうてんこ盛りです。オーディオの入出力1つとっても,すでにデジタルI/Oがついています。HDDも余裕の250GByte。これまでのiBookG4では120GByteですでにカツカツでしたから,このゆとりは気分がよいです。

 ということで,とりあえず必要になるものは本当に何もなく,購入価格の約23万円はそれなりにペイすると考えています。

 早速インプレッションといきたいところですが,平日に届いたのであまり使っていません。現時点で思ったことをいくつか書きます。

 参考までにこれまで使ってきたのがiBookG4-12inch(1GHz)でした。3年半ほど使ってきましたが,これはこれで十分なマシンでしたし,今でもお気に入りのマシンです。


・第一印象
 でかい,薄い,質感が高い,その割には軽い,相変わらず箱からすでに格好いい。


・眺めてみる
 袋から出してフタをあけ,液晶を見て,その大きさにまず満足しました。iBookから買い換えたい理由の1つが液晶の大きさでしたから,これは思った以上の満足感です。私はディスプレイはどんな物でもグレアが好きな人なので,アンチグレアの液晶にはちょっと抵抗があったのですが,画面が大きいのでグレア液晶では映り込みも随分気になってしまうでしょうから,これはこれで良かったのかも知れません。

 キーボードは当たり前ですが日本語キーボードです。私はどうもMacを使うときは英語キーボードでないとダメな人で,これまでのマシンはすべて英語キーボードだったのですが,今回は「そういうわがままを言っていてはいかん」と日本語キーボードに慣れることにしました。

 実際日本語キーボードを目の前にすると,なんというか壁が立ちはだかる感じがします。足がすくむといいますか。実家にある初代iBookは日本語キーボードなのですが,やっぱりミスタイプを連発しますし,思い通りに動かせないストレスがすごいので覚悟してはいたのですが・・・

 少し使ってみると,やっぱりダメ。@の位置が違う,Enterキーがでかすぎる,そしてなによりスペースキーが短く,左右に余計なキーがあり邪魔で仕方がない,最悪なのはバックスペースキーが小さすぎる。Macを使うときは,反射的にショートカットを使うので,押し間違いに気が付く前に手が勝手に違うキーを押しているのですから,防ぎようがありません。

 ここで,慣れるまで訓練するのがいいのか,それとも負けを認めて英語キーボードを買うのか,迷いました。しかし,MacBookProはパームレストを交換しないでもよい構造なのでMacBookやAirよりも英語キーボードが安く買え,ここで我慢をするのがばからしくなってしまいました。

 よって,以前iBookG4の時にもお世話になったお店に,英語キーボードを注文してしまいました。


・電源を入れてみる

 ステレオのスピーカから出てくる起動音にびびりつつ,大きな画面にどどーんと広がる起動画面。バックライトがLEDになったモデルですので,輝度の低さやムラを心配したのですが,これは杞憂でした。必要以上に明るく,またムラも小さいと思います。実は,某ソニーのVAIOのLEDバックライトがどうしようもなくダメで,LEDバックライトの印象は地に落ちていたのですが,さすがアップル,さすがMac,さすがPro仕様です。

 Macのウリにはいろいろありますが,実はこの「環境移行アシスタント」が本当に素晴らしいのです。初めてMacを買う人にはありがたみもないでしょうが,買い換えの人にとってはこれは本当にありがたいです。

 FireWireで2つのマシンを接続し,これまで使っていたiBookG4をターゲットモードで再起動するように促されます。容量の計算を行って実行すると,私のiBookG4の環境がほんとにそのまま,新しいMacBookProに移行します。

 私は伝統的にiTunesのデータを別のパーティションに置いていたのですが,さすがにこれはコピーされないだろうと思っていました。ところが,きちんとiTunesのデータもコピーされています。すばらしいです。

 結局,移行アシスタントが出したエラーはネットワークの設定の固定IPが重複するという当たり前のものだけで,あとは今のところ完璧です。もっとも,CPUなどハードウェアの違いに依存するドライバ類は移行されないものもあるようですし,物理的に存在しないもの(モデム)関連も移行できません。あと,これも当然ですがPhotoshopCS3のように再ライセンス登録や,iTunesStoreで購入した曲を再生するなど,手続きが必要なものも,そのままというわけにはいきません。

 ちなみに,約100Gbyteほどのデータを移行するのに要した時間は2時間ちょっとでした。結構かかっていますが,ほっとけばいいので楽です。


・使ってみる

 iBookG4からちょっと変わっているところも多いので,日本語キーボードであることも含めて,まずはそこに慣れることが必要だけに,その速さを実感するようなことはまだ実はありません。

 昔のMacはの,CPUが変わる,グラフィックボードが変わると,もう触った瞬間に速さを体感できたもんなんじゃがな・・・
 
 iBookG4では,普通のテキストやメールを扱うのにも,少し間があります。OSがLeopardだからという話もあるでしょうが,特にスクロールは遅いです。WEBはSafariが元々サクサクなこともあって,速度的な不満はあまりありませんでしたが,これがMacBookProになると,当たり前ですが全然ストレスがありません。

 画面のでかさがまた快適で,そこをストレスなく操作できるウィンドウがいくつも開いています。そして,速度の低下がありません。iBookG4では実質シングルタスクなマシンだったのですが,MacBookProだとそこを気にすることは一切ありません。これは快適です。

 ただ,アプリケーションの起動速度などはあまり変わらないように思いました。HDDの速度が足を引っ張っているのかも知れませんが,逆に言うと,MacOSXは遅いマシンでも起動速度が短くなるようにうまく作られていると言えるかも知れません。

 液晶はなかなか綺麗です。hueyで色を合わせて見ると,かなり発色も良く,見やすい液晶です。ただし,バックライトの明るさが周囲の明るさで変化するのは使い物になりませんでした。センサーがキーボードの左右にあるので,手の影になると急に明るさが変化して驚くことになります。私はOFFにしました。

 あとキーライトです。これはiBookG4のころから欲しい機能だったので,部屋を暗くして試したところ,実に快適でした。標準装備にならないものかと思います。

 キーボードの感触はなかなかよく,剛性もあるのでたわんだりしません。配列が若干変わっていることで戸惑うこと,英語キーボードでないためにミスタイプすることもありますが,それ以上にややこしかったのはファンクションキーでした。Exposeを私は多用する人なのですが,iBookG4ではF9,F10,F11にアサインしてありました。MacBookProでは,こういうアサインになっていないんですね。Fnキーと同時押しにする必要もあって,実に面倒。

 Fnキーを押した場合と機能を入れ替える設定もあるのですが,そうすると今度は輝度や音量を変えるのにFnキーを押してやらねばならず,こちらも非常に面倒です。どうしたものかしばらく考えますが,これもやっぱり慣れないとダメなような気がします。


・IntelのCPUとRosetta

 私にとって初めてのIntelMacではありますが,OSXが動いてしまえばどんなMacもただのMacです。いつも思うのですが,CPUの違いという非常の大きな差が,ここまで分からなくなるというのはすごいことだと思います。

 68040からPowerPCへの移行もそうでしたし,そこから今回Core2Duoへの移行です。同じバイナリがそのまま動き,それが実用的な速度であるという困難な事を,その歴史の中で一度ならず二度まで可能にしたことは,大変なこだと思います。

 とはいえ,いかにRosettaが優れていても,MacBookProの真価はx86のコードで書かれたもので発揮されます。それにDualCoreを使い切るためには,コンパイラの進歩も必要でしょうし,ソフトを設計する人の考え方がごろっと切り替わるのを待たないといけません。

 今のところ,メモリのバンド幅が拡大すること,CPUのクロックが向上すること,キャッシュメモリが増えることで処理速度の向上を期待できていますが,ここから先はマルチスレッドを指向したソフトが揃うことが大事なんだと思います。


・MagSafeはSafeではない

 MacのACアダプタは,本体との差し込みの部分が「MagSafe」というものになっています。MagSafeが登場した時には絶賛されたものですが,私は当初から懐疑的でした。

 MagSafeの目的は,ACアダプタのコードに足を引っかけて,本体を落としてしまわないことにあります。もし本体から外れても,バッテリで駆動していれば問題はないので,本体が落っこちてしまうことを防ぐという考え方は納得できます。

 ただ,貧乏くさい話ですが,私は電池を抜いて使っています。本体に付けっぱなしにすると,1年ほどで電池が劣化してしまうこと,消耗品といってもよいその電池の価格は決して安くはないこと,そしてまれに甚大な被害を出す事故が発生することが,私が電池を外す理由です。

 おかげさまでiBookG4の電池は,3年半経った現在でもほとんど新品同様です。持ち歩くような時に,電池が劣化して1時間ほどで電池切れ,なんてのはあまりにもったいないです。自宅で使うときには電池はいらないわけですから,私はこの使い方は合理的だと思っています。

 今回もそういう運用を始めたのですが,やっぱりやってしまいました。ACアダプタが本体から簡単に抜けてしまうのです。異常終了はやはり気分のいい物ではないので,どうも私はMagSafeが好きにはなれません。


・感じた事

 確かにProの名に恥じないマシンだとは思いますが,全体的にノートPCの値段が下がっている現状では,果たして30万円で買うべきマシンなのか,ちょっと考え込んでしまいます。似たようなクロックのMacBookはこの半額で売られていて,普通の用途では実はこれで十分です。

 MacBookProのアドバンテージは,大きな液晶,グラフィックアクセラレータを搭載,キーライト,Expressカードスロットくらいなわけで,いずれも必要な人には不可欠でも,その数は決して多くないという感じです。

 MacBookとの価格差のうち,小さくないと思うのがグラフィックアクセラレータの有無でしょうけど,これもゲームをするわけではないし,あまり恩恵を受けるわけではありません。OSも画面描画に使っているのであった方がよいのは事実ですが,なくても困らない程度だろうと思います。SnowLeopardでは,GPUを汎用の演算器として使う環境がOSレベルで整備されるという話もあるので,将来は期待できるかも知れません。

 私の場合,大きな液晶が必要で買い換えました。クロックも大事ですがキャッシュのサイズがマシンのトルクを決めるので,キャッシュが6MByteのモデルを狙いました。しかし,それでMacBookの倍出す価値があったかというと,ちょっと複雑な気持ちもあります。

 パソコンが日用品になって久しく,高いとはいえ昔なら50万円はしただろうスペックのマシンが20万円ちょっとで買えた(だから私のような人でもMacBookProを買えた)時代には笑い話にしかならないのですが,MacBookProはやっぱり「持つ事がうれしい」マシンなのかも知れないなと思います。

 下位機種のMacBookとは倍近い価格差があり,どうしても必要な人しか手を出せない価格設定です。それを乗り越える理由がないと,本来はMacBookProは手を出してはいけないマシンなのかも知れません。

 実は,私もこのマシンをどうやったら使い切れるか,深く考えていません。2000万画素のデジカメの画像を現像したりレタッチするわけでもなく,ハイビジョン動画を編集するわけでもなく,ソフトシンセを使い倒す訳でもありません。せっかくですから,そういう分野に手を出してみてもいいかもしれませんが,それもすぐにというわけではありませんから,どうしようかなあと思っているところです。

 MacでLTspiceなんかが動いたりすると面白いんですけどね。・・・使いこなしでいうと,BootCampでWindowsをインストールするのが一番いいのかなあ。

 普段の作業にストレスがないことはとにかく重要です。そういう観点でペイ出来る価格かどうかは別にして,ここから5年くらいはこのマシンを使っていこうと思います。

 まずは英語キーボードを待ちましょう。

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